スーパーロボット大戦OG外伝
0562話
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手に乗って差し上げます」
どうやらシュウはこっちの提案に乗ってくれるらしい。利用されるのは極度に嫌うけど、こうして筋を通して話せばきちんとそれなりに対応してくれるんだよな。……まぁ、それでも気紛れなところもあるから、気が乗らないとかで断ってきそうな気もするが。
「ちょっと待て! それなら俺も連れて行けよ! ダークブレインと一番関わりがあるのは、俺だ。いや、正確には俺じゃなくてロアだけど。とにかく、連れてけ!」
「ちょっと、お兄ちゃん! 頼むならもっときちんと頼みなさいよ! すいません、うちのお兄ちゃんがこんなんで。でも、実際にこのGコンパチブルカイザーは高性能な機体です。そちらの足を引っ張るような真似はしないと思いますが……どうでしょう?」
慌ててそう言ってくるエミィ……いや、正確に言えばその鎧を着ているショウコだな。さて、どうするか。俺としてはダークブレイン戦の後を考えて、この戦いで出来るだけシュウの……正確にはグランゾンの力を消耗させておきたいんだが。
そんな風に向けた俺の視線を、自分に意見を求めていると思ったのかシュウは少し考えて小さく頷く。
「私は別に構いませんよ? マサキのような性格ですから扱い方も分かりますし」
「……ふぅ、まぁ、しょうがないか」
シュウが乗り気なら、受け入れるべきだろう。
そんな風に判断し、オープンチャンネルでその場にいる全機へと告げる。
「聞いての通りだ。ニーズヘッグ、グランゾン、Gコンパチブルカイザーの3機で取りあえずダークブレインを抑えておく。お前達はなるべく早くソーディアンズガードを倒してこっちへ援軍に来てくれ」
『ちょっと待て、アクセル・アルマー! 勝手な真似は……』
テツヤがそう言って来るが、途中で言葉に詰まる。
向こうにしても、ソーディアンズガードをどうにかしないといけないというのは分かっているのだろう。そして、それをやる為にはダークブレインを抑えないといけないというのも。
『……分かりました。なるべく早くソーディアンズガードを撃破してそちらの援軍に向かいますので、それまで持ち堪えて下さい』
レフィーナも同様の結論に達したのか、短くそれだけ返してくる。
『アクセル、気を付けて……とは言わないわ。ただ、私の……私達の所に戻って来てね』
マリューの言葉に頷き、準備は整う。
「さて。こういう場合は何て言うんだったか……あぁ、そうそう。ダークブレインに対して足止めをするのはいいんだが……別に倒してしまってもいいんだろう?」
「フッ、確かにそうですね。倒せるなら倒しても構わないのではないでしょうか」
「はっ、確かにな。アクセル、あんた相変わらず面白れぇ奴だな」
シュウとコウタの2人が笑みを浮かべる。
「まぁ
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