第七話
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ん。
ああ、そういえばアザゼルは俺の神器を解明したいって言ってたな……。
「さて、それじゃイッセーはそこの席に座ってくれ」
俺は指定された席に座り、その後ろに置いてある席にゼノヴィアとアーシアが座る。
「さて、それでは集まったところで話しを始める前に言っておこう……ここにいる者達は全員が神の不在を認知しているということでいいかい?」
俺達を含めるその場にいる全員が無言でサーゼクスさんの問いに肯定すると、サーゼクスさんは話し続けた。
それから3つの勢力による会談が始まった。
各陣営のトップがそれぞれの勢力の意見を一人ずつ話していき、そしてそれを他の陣営は黙って聞いておくっていうのが暗黙だ。
そしてサーゼクスさんは悪魔の未来について熱弁し、そしてそれは戦争と隣り合わせで生きていれば叶わないと説く。
ミカエルさんはいかにして人々を導くか、神がいない世界でどのように平和を掲げるかを説き、そしてアザゼルさんはわざと空気を読んでいないような発言をして俺達を凍りつかせる。
この人は本当に変わらないんだもんな。
「ではリアス、こちらは大体のことを話し終えたからそろそろ今回の事件についての説明をしてもらえるか?」
「はい、ルシファーさま」
そう言ってリアス先輩は説明していく。
まあ、俺からも補足もいらない説明だったな。
ていうか、時々こちらを睨んでくるのは何でなんだ?
「これで私からの報告は以上です……そして私から皆さんに聞きたい事があります」
そう言ってリアス先輩は俺を見る。
「彼……兵藤一誠は何者なのですか?魔王様とも親身であり……また先ほどの言葉からアザゼル様とも親しいそうですし、コカビエルとも親しかった……そしてコカビエルからの言葉から推察するに彼はコカビエルに勝った……」
「そしてミカエル様も兵藤君を知っていた……一体彼はどんな存在なのですか?」
そう言われた皆さんは俺を心配そうに見つめてくる。
俺は立ち上がる。
「サーゼクスさん、この前言った通り言っても俺は構いません」
「…………わかったよ、それじゃあ説明するよ」
「そうだな、イッセーが言ってもいいって言ってんだ。だったら説明しないとな」
「そうですね。イッセー君がもういいと言うのなら」
そう言って円状の形になっていた円の中心部分が光り、モニターのようになる。
「それじゃあ説明するよ……この世界を救った英雄の話を……」
そしてサーゼクスさんは語り出した……七年前に世界を襲った前代未聞の大事件の事を……。
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