第七話
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の意識だけな。器となる赤龍帝の籠手はお前が指した奴が持っている」
「面白い事もあるんだね」
俺に取っては面白くない事だよ。
「まあ、三大勢力会議でまた会うだろうからね。それじゃあね」
そう言ってヴァーリは去っていった。
「あいつ、何が目的なんだ?」
俺と一緒に登校してきたゼノヴィアがそう言う。
「さあな。案外興味があったんじゃないか?」
ちなみにゼノヴィア達には聞こえてない。三大勢力会議で知ることになるからな。
そしてその日は滞りなく進み……いよいよ授業参観……そして三大勢力会議の日となる。
授業参観が始まって……俺は目の前の物を見ながら疑問符を浮かべる。
だって俺の前に置かれたのは……粘土なのだから。
粘土で何をやれと?今の時間は英語の時間では?
「いいですかー今渡した紙粘土で好きなものを作ってください。自分がいま脳に思い描いたありのままの表現を作ってください。そう言う英語もあるのです。」
(ねぇよッ!意味わかんねぇよ!何処の世界に授業で紙粘土を使う英語の授業があるんだよ!!)
思わず心の中で突っ込んでしまう俺。
だってありのままの表現って……英語じゃねぇだろ!?
「それじゃあ、始めてくださいねー」
(軽っ!この人、毎度毎度思うけど軽っ!)
また突っ込んでしまう俺。
『それで?何を作るのだ?相棒』
うぅん、まずはそこなんだよな……イメージが固まってないと……。
『だったら、俺を作ってみるのはどうだ?』
ドライグを?
…………あ、いい案が浮かんできた。
ありがとうな、ドライグ。
『なに、相棒の為さ』
ドライグのその声を聞きながら俺は粘土に手をかけた。
そして三十分後……俺は粘土用のナイフを置いて完成させた。
そこには……ソルブレイブを右手に持ちながら肩に置いて、左手に籠手を装備している俺とそれを見守る子供たち。それを見守るように龍がこちらに鋭い眼光で見ている。
まるで俺を龍が守っているかのような感じになった。
これは実際に世界終末の日を戦い抜いている時の光景の一つで俺は子供達を守るために頑張った時があったのだ。
ちなみにここで説明しておこう。この世界終末の日の際には魔獣達が暴れだし、もの凄い被害が出そうになった。
その際に俺たちはまず魔獣達を蹴散らす事にしたのだ。この粘土で表した場面はその時の光景だ。
「せ、先生……今までいろんな作品を見てきたけど……これはすごいよぅ…!」
と、先生も俺の作品を評価してくれる。
それを聞いたのかクラスメイトの皆 (神名は除く)が俺の作品を見にやってくる。
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