第一話 【ゼロ魔編】
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内に0まで使い切ってやるとどうやら負荷による超回復で最大精神力と一日の回復する精神力が上がるようだ。
これは3ヶ月くらいの実証によって確信を得た。
まあ、毎日ぶっ倒れるまで魔法を使いまくる息子を両親は心配そうにしていたが、ここは無視しました。
効果があることが解った以上、精神力を増やさないと言う選択肢は俺にはありえないのだ。
そうした訓練のお陰で1年した俺の精神力は最初の最高値が100として1日の回復量が20%だったとしたら、今現在は最高値120、回復量が23%くらいだと思う。感覚的にはだけれどもね。
一年続けてもたいして上がってないとも思われるが、もしこのまま回復量が増加していくのであれば10年後には最大値の50%の回復量になるかもしれないのだ。
20と23には余り違いが感じられないが20と50ならその違いは比を見るより明らかだ。
それに精神力も上がるのであれば必然的に魔法の使用回数が増える。
…まあ10年とか、気の長い事この上ないのだけれどね。
さて文字も読めるようになったのでこっそり父上が昔使っていた魔法学院の教科書を拝借して魔法の練習をしている。
俺は今、マジックアローに風の魔法で雷を付加させて、なんちゃってフォトンランサーの練習中だ。
「フォトンランサー、ファイヤ」
雷を纏った魔法の矢を意地でジャベリンの形に変形(この辺りはイメージが物を言うらしい)させて10メートル先にある的目掛けて打ち出した。
ドゴォォォォン
着弾、そして爆発。
「うん。なかなかの威力だ」
着弾地点のクレーターを見て俺は言葉を洩らした。
魔法を習い始めてから苦節2年。
初めての模倣魔法が完成した瞬間だった。
…まあ、ルーンを唱えなければならないのがネックだが。
そうそう、ここで1つ重要な事が判明した。
此処はどうやら純粋なラノベのゼロ魔の世界では無いということだ。
ルーンを詠唱したり魔法を発動したりすると魔法陣が展開される。
ライン、トライアングルの定義はラノベ、アニメ(漫画は別系統を足せる数)だから、つまり漫画の世界も混じっていると言う事らしい。
何はともあれ、フォトンランサーが完成してからは少し習得のペースが上がった。
ブレイドに雷を纏わせて、その刃をやはり意思の力で振り下ろすと同時に射出して、なんちゃってアークセイバーを作ってみたり。
拘束の魔法で何ちゃってバインドを作って見たり。
エア・シールドの魔法で何ちゃってディフェンサーを作って見たり。
杖の先から極太のライトニング・クラウドを発射して何ちゃってサンダースマッシャーを打てた時は感動で精神力の切れるまで撃ち続けた。
魔法を使うのが楽しすぎていつの
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