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深く、罪深い衝動
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利用して後ろに距離を取る。


 よし、ここからなら銃を振り回しても大丈夫だな。


 「ハァ・・・ハァ・・・」


 「よーし・・・動くなよ・・・。今のは特別に見逃してやる・・・」


 「ヘッ・・・そういうことかい・・・」


 そう鼻で笑うと、男はこちらに近寄ってくる。
 そのあまりに予想外な対応にこちらはただ、後ろに下がって今の距離を維持するしかなかった。


 「ほら・・・撃てねえんだろ・・・?臆病だなあ・・・?」


 「・・・っ!?だ・・・黙れ・・・!本気で撃つぞ!」


 「ああ、撃ってみろよ・・・。こことか撃ったら俺は死んじまうかもりゃあ・・・?」


 そう言って、男は自分の心臓がある位置を指さす。
 ・・・クソッ!


 「止・・・止まれ!う・・・動くな!!」


 「ヒャヒャヒャヒャ!撃てねえへっぽこのくせによく言いやがるぜぇ!」


 ち・・・畜生!


 「お・・・俺はもう知らねえぞーーーー!!」


 そう言って、俺は銃を放つ。


 おそらく、俺は焦っていたのだろう。
 銃弾は男を大きく外れ、壁にかかっていた時計に命中。
 そして、男は俺に一気に距離を詰めてきた。


 「へへ・・・つーかまえた・・・」


 「・・・あ」


 そう言って、男は銃を奪い取り、額に銃を充てる。


 「ほら、命乞いしろよ!この俺に命乞いしやがりゃあ!」


 そう言って、男は俺を思い切り蹴り飛ばす。
 ぐっ・・・。


 「クソ・・・野郎が・・・」


 「あァーん?テメー・・・この俺によくもそんな口が・・・きけるもんだりゃあ!?」


 「あぐ・・・。う・・・お・・・お願いだ・・・こ・・・殺さないでくれ・・・」



 「ヒャヒャヒャ!!さっきまでの威勢はどうしたんだりゃあ!?まるでこれじゃあ、地べたにはいつ下って、必死にえさをねだる野良犬だりゃあ!!」


 ち・・・畜生・・・。


 「だが、そんなのはさせねーよ」


 そう男は冷たく言い放つ。


 「な・・・なんで・・・」


 「なんでだりゃあ・・・?そんなの!決まってんだりゃあ!!」


 そう言って、男は俺を蹴り飛ばす。


 「ぐ・・・」


 「おめーりゃが!俺よりも!金持ちで!うらやましいからに!決まってんだりゃあ!!」


 男は一言一言に恨みを込めるかのように俺をリンチした。


 ハハ、あまりの痛さで俺の痛いのがマヒしちまってやがるぜ・・・。


 「ハァ・・・ハァ・・・。とりあえずぅ・・・てめーのかわいい娘とべっぴんさんの妻は俺がかわいがってやる
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