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深く、罪深い衝動
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 0635時。


 「さて・・・ロズミア・・・。非情に言いにくいんだが・・・」


 「何?」


 「服着ろ。胸がだな・・・」


 あ・・・。
 すかさず、手で隠してその場にうずくまる。


 「ぐへへ・・・かわいいじゃねえか・・・」


 「黙れ!このクソが!!」


 と、お父さんが変た・・・じゃなくて、強姦魔を殴る。
 まあ、当然の報いね。


 とりあえず、服を着て平常心を・・・。
 って、それは無理ね。


 ああ、せめてローレンズに・・・。


 「・・・ロズミア、お父さんはお前が立派に」


 「うん、せめて別のところで言ってほしかったわ」


 そんないい話的な感じのセリフを言わせるわけないじゃない。
 もう、明日からちょっと冷たくしてやるわ。
 こう・・・朝食のアツアツの目玉焼きをすかさず顔にぶつけたり。


 「とりあえず、ロズミア。縄もってこい。そこら辺の看板にでも貼り付けにしておこう」



 「お父さん、それは流石に趣味悪いわ」


 「そうか・・・?なら・・・」


 そう言って、お父さんは強姦魔を蹴り飛ばす。


 「おい、テメエ!」


 「来・・・来るな・・・!こ・・・こっちには銃が・・・!」


 が、お父さんはそいつに歩み寄る。
 で、男の右腕をつかんで、すかさずねじり上げ、銃を奪い取る。


 「って、この銃俺のかよ・・・。とんだ物取りだな」


 ああ、そういうことだったのね。
 どうりで、そんな高価なものを。


 「ぐっ・・・」


 「よし、縛って外にでも転がしておこう。ロズミア、縄とってきてくれ」


 「それが、さっきまで犯されそうになってた愛娘に言う言葉?」


 「今は大丈夫じゃないか」


 ハハハ、と笑うけど、まあそれもそうね。
 なんかちょっと悔しいけど・・・まあ、いいか。


 「とってくるわ。倉庫だっけ?」


 「そうそう」


 そう言って、銃で逃げようとしてた男の頭を殴り、襟首をつかんでがっちりと今度は逃げないように固定する。
 うん、そうしてちょうだい。
 もう二度とあんな目はごめんだからね。


 −ロズミアサイド 〜倉庫にて〜 −


 0643時。


 「縄って・・・ジープに固定するアレじゃないの・・・」


 こんなのってバイクをトレーラーに固定するぐらいでしか見たことないんだけど。
 しかも、その隣にはおよそ一般家庭にはおいていないようなおかしいものがたくさん・・・。


 本当に私のお父さんって会社員なの?



 −ロズミア以外−

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