第1部 SAO
26話 世界の終わり
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アイリちゃんが言う
「僕は桐ヶ谷拓人、15歳」
「俺は高橋蒼太、16歳」
「私は福原愛羅、16歳」
「私は結城明日奈、17歳」
「兄さんの名前は、桐ヶ谷和人、16歳だよ」
「知ってる....さっき教えてくれた」
「さっき?」
「うん.....和人君が教えてくれた....声が聞こえたの....和人君の声が」
「兄さんはきっと明日奈さんに大事な事を伝えたかったんだね」
拓人君は笑ってそう言った
アナウンスが入る
『アインクラッド標準時、11月7日14時55分、ゲームはクリアされました。』
◆
俺が気がついたところは不思議な場所だった
ふと、自分を見てみる
いつもの服装だった.....試しにメニューを呼び出してみる
メニューはいつも通りに出てきた
そして下を見ると城が崩れていた
「ここはアインクラッド?」
「その通りだよ.....絶景だとは思わないか?」
白衣を着た男が出てくる
「茅場.....」
「ゲームクリアおめでとう.....キリト君」
「なぜ、こんな事をしたんだ?」
「私はずっと思ってるんだ....こんな世界がどこかにあるんじゃないかと.....」
「なるほど.....それで作ったと....」
「そうだよ.....」
「たしかに、こんな世界も悪くない.....」
「そんな言葉をくれるとうれしいよ.....じゃあ、私はいくよ」
そういって茅場は消える
「またな.....アスナ、ユイ、タクヤ、ソウ、アイリ、クライン、エギル、リズ、シリカ、
サチ、ケイタ、ササマル、ダッカー、テツオ.....皆.....ありがとう」
俺は光となって消えた
◆
僕は目を開ける
真上は白い天井で機械の音がする.....
僕はそれだけで確信した.....
「帰ってきたんだ......元の世界に.....」
声がかすれ、喉が痛む.....
そして涙を流している事に気がつく
「兄さん......」
兄さんの死という結末であの世界は終わった
その時聞きなれた声がした
「ア.....アスナ.....」
「兄さん?」
「タク?」
兄さんは生きていた
「どうして.....」
「知らない.....」
兄さんは分からない様子だった.....
でも、兄さんは生きていたという事実は変わらない
―――――SAOゲームクリア
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