暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜青の剣士達〜
第1部 SAO
26話 世界の終わり
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


アイリちゃんが言う

「僕は桐ヶ谷拓人、15歳」

「俺は高橋蒼太、16歳」

「私は福原愛羅、16歳」

「私は結城明日奈、17歳」

「兄さんの名前は、桐ヶ谷和人、16歳だよ」

「知ってる....さっき教えてくれた」

「さっき?」

「うん.....和人君が教えてくれた....声が聞こえたの....和人君の声が」

「兄さんはきっと明日奈さんに大事な事を伝えたかったんだね」

拓人君は笑ってそう言った

アナウンスが入る

『アインクラッド標準時、11月7日14時55分、ゲームはクリアされました。』

  ◆

俺が気がついたところは不思議な場所だった
ふと、自分を見てみる
いつもの服装だった.....試しにメニューを呼び出してみる
メニューはいつも通りに出てきた
そして下を見ると城が崩れていた

「ここはアインクラッド?」

「その通りだよ.....絶景だとは思わないか?」

白衣を着た男が出てくる

「茅場.....」

「ゲームクリアおめでとう.....キリト君」

「なぜ、こんな事をしたんだ?」

「私はずっと思ってるんだ....こんな世界がどこかにあるんじゃないかと.....」

「なるほど.....それで作ったと....」

「そうだよ.....」

「たしかに、こんな世界も悪くない.....」

「そんな言葉をくれるとうれしいよ.....じゃあ、私はいくよ」

そういって茅場は消える

「またな.....アスナ、ユイ、タクヤ、ソウ、アイリ、クライン、エギル、リズ、シリカ、
サチ、ケイタ、ササマル、ダッカー、テツオ.....皆.....ありがとう」

俺は光となって消えた

  ◆

僕は目を開ける
真上は白い天井で機械の音がする.....
僕はそれだけで確信した.....

「帰ってきたんだ......元の世界に.....」

声がかすれ、喉が痛む.....
そして涙を流している事に気がつく

「兄さん......」

兄さんの死という結末であの世界は終わった
その時聞きなれた声がした

「ア.....アスナ.....」

「兄さん?」

「タク?」

兄さんは生きていた

「どうして.....」

「知らない.....」

兄さんは分からない様子だった.....
でも、兄さんは生きていたという事実は変わらない

―――――SAOゲームクリア
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ