第1部 SAO
25話 魔王VS勇者
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「なぜ気づいたのかおしえてくれるかい?」
「最初におかしいと思ったのはデュエルのときだ、あんたあまりにも速すぎたよ....」
「あの時は君の動きに圧倒されてオーバーアシストを使ってしまったよ.....」
「やはり、ユイが言っていた事は正しかったか」
「ユイ君がそう言っていたのか.....さすが君の娘という事かな」
「かもな」
ヒースクリフさんはウインドウを操作し始める
僕は痺れを感じ動けなくなる
周りを見ると兄さんとヒースクリフさんのみが立っていた
「どういうつもりだ?この場で全員殺す気か?」
「そんな理不尽な事はしないさ....こうなっては仕方ない....
私がこのアインクラッド、100層のボスである茅場明彦だ。
本来なら95層で明かすつもりだったのだがな.....予定を早めて、最上階で待ってるよ」
ヒースクリフさん―――茅場晶彦が苦笑しながら兄さんをじっと見る
「趣味が良いとは言えないな.....最強のプレイヤーが最悪のラスボスになるなんてな」
「いいシナリオだろう?まさか四分の三で看破されるとは思わなかったよ......
君の事は不確定因子だとは思ってたがここまでとはな」
言葉を一回区切り、茅場は言葉を続ける
「最終的に私の前に立つのは君だと思ってたよ。全10種類のユニークスキルのうち君に与えた
<<二刀流>>はこの世界で最大の反応速度を持つ者に与えられ、
その者が魔王に対する勇者になるはずだった.....勝っても負けてもな。
それにしても、君は私の予想を大きく超えるね.....攻撃速度といい洞察力といい.....
キリト君、君には褒美を与えよう。
私の正体を見破ったね....今ココで私と戦う権利をあげよう
もちろん不死属性は解除する。君が勝てば、プレイヤー全員を解放しよう」
兄さんは、しばらく沈黙していたが、口を開き
「ふざけるな.....皆をこんな目に合わせておいて......いいさ!そのバトル受けて立つ!」
兄さんは怒っていた......僕が知る限りではないくらい
「キリト君!ダメよ!」
「そうだ!キリト!考え直せ!」
アスナさんとソウさんが叫ぶ
「ごめん.....アスナ.....ソウ....もう、引くわけには行かない」
「「キリト!」」
「エギル.....今までサポート、サンキュー!それと、クライン.....
あの日お前を置いていってすまなかった.....」
「謝るなよ!それと、死ぬなよ!」
「ああ!死ぬつもりなんて無い!」
「キリト君!」
「ごめんな.....生きて必ずアスナの元に戻るから.....」
「約束だからね!」
「ああ!約束だ!」
「
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ