第1部 SAO
25話 魔王VS勇者
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パパ!」
「「ユイ(ちゃん)!?」」
ユイちゃんが走ってくる
「間に合いました......覚悟はいいのですね?」
「言っただろう?俺はそのつもりだと」
「分かりました......必ず、必ず帰ってきてください!」
兄さんはその言葉にうなずく
「準備はいいのかな?」
「ああ、何もかも終わらせてやる!」
茅場はウインドウを操作し兄さんと同じHPにして不死属性を解除した
そして兄さんは言葉をつぶやく
「殺す!」
兄さんは駆け出す
――――魔王と勇者の戦いの始まりだった
兄さんはソードスキルに頼らず、茅場を攻撃していく
茅場がソードスキルを作ったのだからそれは当たり前の事だろう
だがソードスキルなしではいくらか不利である
その時兄さんの怒りがたまったのだろうか......
剣が光りだす
「あの光は......ソードスキル!?」
「バカ!キリト!」
茅場は勝利を確信した笑みを浮かべる
兄さんは焦った表情になるはずなのだがなぜか笑っていた.....
その表情にアスナさんが気づく
「キリト君?」
「茅場.....このソードスキルはお前が作った<<スターバースト・ストリーム>>じゃない」
「何?」
茅場は疑問の顔を兄さんに向ける
「どういう事?」
「これは、<<スターバースト・ストリーム>>に似ているがまったくの別物だ!
俺の!アスナの!タクヤの!ソウの!アイリの!ユイの!皆の思いがつまった攻撃だ!
<<クロス・レイ>>!」
兄さんの反撃が始まる
目にも留まらない速さで剣が振るわれていく
ユイちゃんが口を開く
「あれは私が作ってパパに授けたソードスキル.....<<重なる思い>><<クロス・レイ>>.....
計50連撃」
「ユイちゃんが作ったの!?」
「はい.....ママ」
茅場は徐々に追い込まれていくだが茅場はオーバーアシストを使用した
「兄さん!」
「キリト!」
皆が叫ぶ
「これで、終わりだ!」
茅場が剣を振り下ろす
だが兄さんの顔は笑っていた
「悪いな....オーバーアシストを使ってくる事はある程度予想していたよ.....
それで攻撃を受ける事はな......けれど、それでも負けられないんだよ!」
兄さんに攻撃が当たる
だけど兄さんはそれを受けてもなお、剣を振るう
右手にある<<エリュシデータ>>が茅場の胸に突き刺さる
茅場はHPがゼロになり消える
兄さんのHPもゼロになる.....
「兄さん!」
兄さんは最後にこちらを見た
その顔は笑顔で、頬を一筋の涙が伝った
「今までありがとう....皆.....さよ
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