本戦
一回戦〜残り128人
二日目
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てるから、僕はもうトリガーゲットしちゃったよ!あははっ、そんな顔するなよ?才能の差ってやつだからね。気にするなよ!ついでだ、どうせ勝てないだろうから、僕のサーヴァントを見せてあげるよ。トリガーを手に入れられないのなら、もう負けたも同然だろ?ハチの巣にしちゃってよ、遠慮なくさぁ!」
そう言って慎二は隣にいるサーヴァント、二丁拳銃に赤い髪のいかにも姉御肌、という感じの女性に話しかけている。
「うん?お喋りはもうおしまいかい?もったいないねぇ。中々聞きごたえがあったのに。ほら、うちのマスターはこんなんだから、人間付き合いがヘタクソだろ?坊やとは、珍しく意気投合してるんで、平和的解決もアリかと思っていたんだけどねぇ。」
「な、なに勝手に僕を分析してんだよお前!こいつとはただのライバル!いいから痛めつけてやってよ!」
「おやおや、素直じゃないねえ。だが、自称親友を叩きのめす性根の悪さはアタシ好みだ。いい悪党っぷりだよシンジ。報酬をたっぷり用意しときな!」
そうして襲い掛かってくる。が、剣心はその攻撃をたやすく躱していく。そこにセラフからの強制終了が入る。
「チッ…セラフに感知されたか。まあいい、とどめを刺すまでもないからね。そうやってゴミのように這いつくばっていればいいさ!泣いて頼めば、子分にしてやらないこともないぜ?まあ、このゲームの賞金も少しは恵んでやるよ。あはははははっ!!」
そうして慎二はログアウトした。隣ではでは剣心が何かつぶやいている。
「……まだ御剣流が出せるほどは力が戻っておらぬか………。それよりマスター。あのサーヴァント、飛び道具使いであることから、アーチャーの可能性があるでござる。」
確定ではないとはいえ、クラスが絞れたのは大きな功績だ。今日のところは、当初の目的であるトリガーの取得が達成したら、帰還することにしよう。
トリガーはアリーナの奥の方にあった。
「これがトリガーでござるか。言峰神父は二つある、と言ってたでござるな。」
目的も達成したし、今日は帰還しよう。
アリーナから帰還し、自室で剣心と会話する。
「今日は相手の攻撃をよけることしかできなかったが、安心するでござる。相手の情報さえつかめれば、今の拙者でも一太刀くらいは浴びせられる。英雄は、有名さゆえに名を知られると弱点をさらす。拙者の真名もなかなかに有名であるため、対策は立てやすいでござる。敵の情報をつかみ、拙者の情報は伏せる。それが理想の形でござる。」
つまり、この聖杯戦争は相手の情報をつかんだ方が有利、ということなのだろう。明日はアリーナでの鍛錬や慎二のサーヴァントの情報集めなどをしよう。
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