スーパーロボット大戦OG外伝
0561話
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んの目的は……」
チラリと意味深に笑みを浮かべつつ、モニタ越しに俺へと視線を向けてくるレモン。
そんなレモンの様子に、何を言いたいのか分かった俺は苦笑と共に肩を竦めて口を開く。
「あらゆる世界を支配する……いや、破滅させる事、か。前半の支配ならヴィンデルの時のシャドウミラーの目標とは似ていると言えなくも無いが……」
「支配のように生易しいものではない。奴は知的生命体の負の思念を吸収して成長していく。そしてその先にあるのは一切の光無き世界。すなわち、闇黒の世界」
俺の言葉を補足するかのようなロアの言葉。それを聞いてダークブレインもまた口を開く。
『我らは知的生命体の痛み、苦しみ、悲しみ、憎しみ、蔑み、嫉み、怒りを糧とし……夢、希望、心、勇気、優しさ、善、想い、信頼、絆、友情、願い、愛を滅ぼす。そして闇黒の秩序を作り上げ、我らがその頂点に君臨するのだ』
「つまりは物語に良く出て来る典型的な悪役って奴だな。陳腐にも程がある」
「ふっ、アクセル。この星は異星人や太古から生きてきたアインストのような奴等に襲われてきたんだ。今更だろう」
向こうの世界でアインストに感染したキョウスケが言うと、あまり洒落にならないような気もするがな。
「ちょっと待って! じゃあ、そこに……人間はいらないって言うの!?」
アイビスの思いを込めた叫び。モニタに表示されるスレイがピクリと反応したのを見ながらダークブレインの言葉を待つ。
『そうだ。想念集積体となり、我が開明脳と同化せよ』
悪の大ボスらしい言葉と共に、出現する6機の機体。80mオーバーという、特機としても大きめの部類。その姿は、どこかこの世界には存在しない筈のライディーンに似ているようにも感じられる。……もっとも、ダークブレイン自体が100mオーバーの存在だ。それに比べるとやはり迫力という意味では幾分か落ちる。だが、それでも6機もの特機クラスの機体が並んでいるその様はやはり迫力があった。ソーディアンの守護者、ソーディアンズ・ガード。
「何だ、あの機体は……」
「修羅神ではない?」
イルムの呟きと、ライの呟きがオープンチャンネルで聞こえてくる。
「あのような機体が転空魔城にあったというのか」
そしてアルティスの驚きが入り交じった声。こっちは無理もないだろう。何しろ、自分達が本拠地としていた場所に眠っていた機体なのだから。……まぁ、中に入る事が出来無かった奥の院にあったのだからしょうがないと言えばしょうがないんだが。
『かつて我らと戦ったラディ・エス・ラディウスの守護者達だ。だが、すでにこの者達は我等によってその機構を解析されている。そして、お前達の肉体を滅ぼす者となった』
「ソーディアンの守護者。……ソーディアンズ・ガードか
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