スーパーロボット大戦OG外伝
0561話
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そしてシロガネ。その3艦からタイミングを合わせて放たれた砲撃は、動きの鈍くなったデュミナスの身体を貫いていく。だが……
「コタ……エ……ワタ……モト……コ……タ……エルル……」
俺との戦いで度重なる攻撃を受けて既に瀕死の状態であるデュミナスは、3艦からの攻撃だけではなく、その積み重なったダメージによって内部からも爆発が発生していく。
それでも諦める事無く移動を続け……
「コココ……タエタエタエ……ホシ……イ……コタエ……」
その言葉と共にデュミナス本体が、まるでニーズヘッグのトロニウム・エンジンがフルドライブした時のように発光を始める。
「OGセンサーに反応!? いかん、ゲートが開く」
「何ぃっ!?」
ロアの焦ったような声にコウタの意表を突かれたような声がオープンチャンネルで流れる。
ここまでだな。
「シャドウミラー隊、全機出撃しろ!」
『了解』
その返事を聞きながら、カタパルトデッキへと向かう。
『アクセル・アルマー? 何を?』
「テツヤ・オノデラ。現状を見ろ。デュミナスの反応と、ロアの言葉。そうすれば何が起こるかは一目瞭然だろう。恐らく転移してくるのは……」
『ダークブレイン……』
「そうだ。まさか話してどうにかなる相手じゃないだろうしな。何かあった時すぐに対応出来るようにしておくのは当然だろう」
『……確かにな。全機出撃を!』
ハガネのカタパルトデッキから次々に機体が射出され、同時にヒリュウ改からも発進してくる。
「アクセル・アルマー。……もしかして、貴方なら……いえ、今この場で言う事ではありませんね。答えはもうすぐ出るのですから」
シュウが通信を送ってきて、自分に納得させるように告げるとすぐに切れる。
嫌な予感しかしない言葉を残されてもな。シャドウミラー隊の機体が全て発射されたのを見てから、ニーズヘッグもカタパルトデッキの上へ。
「アクセル・アルマー、ニーズヘッグ、出るぞ!」
その言葉と共に、ニーズヘッグがシロガネから射出されるのだった。
シロガネの外へと出て、まずモニタに映し出されたのはまるで空間が割れているようなその光景だった。恐らく防ごうと思えば防げた可能性もあるこの光景。だが、俺は敢えてダークブレインをこの世界へと顕現させた。理由としてはそう難しくない。何しろ、このダークブレインはロア……いや、コンパチブルカイザーの存在を狙っているのだ。そしてその実力はこれまで幾多もの世界を滅ぼしてきた程のもの。つまりは、今この状況のようなヒリュウ改、ハガネ、シロガネ。……そして、グランゾンという現状の地球圏で最強とも言える戦力が揃っている時に倒すべきだと判断した為だ。下手にここでダークブレインを召喚させずにデュミ
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