スーパーロボット大戦OG外伝
0561話
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しない方がいいだろう。
「さて、何やらあったというのは聞いてるが、詳細は知らないな」
「……ほう。ランドール・ザン・ゼノサキスという名前を知っているのに、ですか?」
「っ!?」
その言葉を聞いた時、表情を変えなかったのは奇跡に近い。だが、それでも思わず小さく息を呑むのを抑える事は出来無かった。そしてそれをシュウ程の天才が見逃す筈も無く。
「どうやら事実のようですね」
そう呟くのだった。
だが、どこだ? どこでその件を知った? 俺がその名前を口に出したのはドルムでヒリュウ改やハガネの連中と戦った時の通信でだけだ。なのに、それを何故シュウが知っている?
「さて、どうだろうな」
とにかく、俺としてはそう返すしか無かった。
「フフッ、本当に貴方は興味深い人ですね。私ですらも知らないような事を知っているかと思えば、そのニーズヘッグのような恐るべき戦闘力を持った機体を操る事が出来る戦闘力もある。私が手に入れた情報だと、個人としての戦闘能力も極めて高いという話でしたね。アクセル・アルマー。正直、貴方のような規格外ともいえる存在がこの世界に存在するというのは非常に興味深い。貴方ならもしかして私の……いえ、私が……違いますね、私自身の……」
……ちっ、揺らいでいるな。ヴォルクルスの干渉がより強くなってきている訳か。厄介な。いっそここで仕留めるか? 例えシロガネを失ったとしても、ネオ・グランゾンと正面から渡り合うような事になるのを考えると大きい出費という訳でも無い。一瞬そう考えたが、その場合失う事になるのはシロガネだけでは済まない可能性があると判断してT-LINKシステムを通してヒュドラに流そうとした念動力を止める。
どのみち戦うのだとしたら、ヒリュウ改やハガネの戦力がいるダークブレインとの戦闘後に越した事はない。むしろその為に奴等を引き込んだも同然なのだから。
そんな風に考えていると、マリューからの通信が入る。
『アクセル、見えたわ。デュミナスよ! そっちに映像を送るわ』
その言葉と共に送られてきた映像に映っていたのは、確かにデュミナスだった。だが……既にその身体は動く事が出来無い程に傷ついており。
『全砲門、開け。レフィーナ艦長、ラミアス艦長!』
テツヤの声がオープンチャンネルで聞こえてくる。
『アクセル、構わないわね?』
「ああ。奴が何かの行動を起こす前にここで仕留める。奴はダークブレインとかいう奴をこの世界に呼び寄せようとしているらしいが、そんな真似を許す訳にはいかないからな。けど、万が一に備えて余力は残しておいてくれ」
『分かったわ。連装衝撃砲、連装副砲、照準をデュミナスへ。ヒリュウ改やハガネとタイミングを合わせて……撃てぇっ!』
ヒリュウ改やハガネ、
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