暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0561話
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 ラリアーとティスをヒリュウ改に預け、シロガネに戻ってから移動を始めて数分程。いつでも出撃出来るようにニーズヘッグのコックピットで待機していたが、通信が送られてきた。その通信が誰から送られて来たのかを理解した俺は、溜息を吐きながら通信を繋げる。何故溜息を吐くのか。それは……

「こうしてゆっくり貴方と話せる機会があるとは思ってませんでしたよ」

 モニタに表示されたシュウは、薄らとした笑みを浮かべつつそう告げてくる。

「そうか? それは何よりだ、とでも言えばいいのかもしれないが。さて、それで用件は何だ? こちらとしても、整備やら補給やらで忙しかったりするんでな。なるべく早く話を済ませてくれると助かる」
「おやおや。私をシロガネに招いてくれたのですから、少しくらいはいいじゃないですか」
「……お前をヒリュウ改やハガネに乗せると色々と面倒が起きそうだから、しょうがなくだ」

 マサキとかカチーナ辺りが突っかかって行く可能性がかなり高い。
 普段のシュウならそれでも受け流すなり煙に巻くなりするんだろうが、何せ今のシュウは非常に危険な状態だ。下手に刺激してヴォルクルスの支配が強まり、いきなりネオ・グランゾンが姿を現してダークブレインとの三つ巴とかになったりしたら洒落にもならない。
 原作通りの流れで進むのならそんな心配はいらないんだろうが、この歴史は俺が色々と干渉しているから、その結果どう変化しているのか全く分からない。その可能性を考えると、取り合えず火種になるだろうシュウとグランゾンはシロガネに収容した方がいいとなって、こうなったのだった。ちなみにアルティスのマルディクトに関してはハガネに乗っていたりする。フォルカと兄弟水入らずで話がしたかったらしい。
 もちろん、こいつのような危険物を引き受ける以上シャドウミラーとしても何らかのリターンは欲しい。よって外側からではあるが、グランゾンのデータを色々と取らせて貰ってはいる。内部のデータとかはさすがにシュウとしても許可しなかったが、外側からなら問題は無いとシュウ本人が許可を出していた。外側からのデータ収集でグランゾンのデータを取っても解析出来ないという判断か、あるいは……既にヴォルクルスの影響下にいて、グランゾンのデータ程度はどうでもいいと考えているのか。前者だとしたら、俺はともかくレモンやマリューを舐めすぎだな。
 そんな風に考えていると、俺の言葉を聞いたシュウが薄く笑みを浮かべたまま頷く。

「フフッ、確かにそうかもしれませんね。マサキとは色々と因縁があるもので」
「そうらしいな。お前を目にすると突っかかっているところをみると」
「……どのような因縁がご存じで?」

 何かを探るようなその視線。何を探ろうとしているのかは分からないが、それでも迂闊に言質を取らせるような真似は
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