一回戦第八試合 名門、北海学園
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「ただ今より。大狩流派祭決勝トーナメント一回戦第八試合、国立北海学園対宮城県立青葉女子学園の試合を始めます。一同、礼。」
「「よろしくね。」」
「「よろしくお願いします。」」
今年の北海学園は例年に比べてに比べて経験者が多く。
白河女子高校と同等と呼ばれているほどである。
それに、今日のステージは草原兼森の冬バージョン。
どっからどう見ても北海学園に有利な戦場なのである。
今回のステージを決めたのはここの管理者。
つまりは夏村未来である。
子供の遊び感覚でステージを決めたわけではないと思う。多分だけど何かしらの理由はあるはず。
私はそう思っています。
なお、今日の実況は白河女子高校現レッドチーム隊長の大狩氷華がします。
ちなみに私がここにいるのは北海学園の偵察がメインです。
「はぁ〜。この試合の結末は誰にでも詠めそうな気がするんだけどね。」
実際、誰もいない観客席をみればこの試合の期待度は低いみたい。
私はそこまで過小評価はしないけどね。
でも勝てるかはともかく、ここまで来たことは誉めるべきだよね。
この大会に初参加で決勝トーナメントまで来たんだから。
「この会場の説明を行います。まず、このステージは四季全てをいつでも体験出来るように私たちの科学技術を数動員して作りました。そして人口島でありながら、本物そっくりな自然。これにより本州同様の試合を行えると考えています。」
やっぱり訳のわからない技術だね。
私たちでは理解できないよ。
「それでは試合開始。」
おっとー。
始まったね。
今までのデータによると青葉女子学園はただ突っ込むだけの集団だったはずだよね。
一体、どう動くのかな?
「あれ〜。氷華じゃん。なにやってるの?」
「梨華お姉さま。・・・あのね。これには理由があるの。」
たしか梨華お姉さまがいまいる大洗女子学園は青葉女子学園と仲が良かったんだよね。
これは失礼なことを言っちゃった。
「なんのこと?私はただ試合を見に来ただけだよ。そこに興味を無さそうな氷華がいたから声をかけただけなんだけど。」
興味が無さそうって。
まぁ、興味なんて無かったのですけど。
私のことを見抜けるなんて。
流石は梨華お姉さまですね。
「梨華お姉さまは青葉女子学園の応援ですか?」
仲がいいくらいだもん。
応援に来てもおかしくないよね。
「ううん。私たちは本当に試合を見に来ただけだよ。」
梨華お姉さまがただ試合を見に来るだけなんてありえない。
なにかこの試合で確かめたいことがあるんだ。
この勝敗が明らかな試合で。
《ドォーン》
『北海学園、二両行動不能。残り三両。』
へ?
今なんて言ってましたか?
北海学園の戦車が行動不能?
あり得ません。
一体どんな手を使ったと言うのですか?
「へぇ〜。
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