As 08 「届かぬ想い、折れる刃」
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片が視界を舞う。
直感的にファラが破壊されたのだと悟った。砲撃を撃ち破る一撃の直撃、フルドライブの使用など起こりえる理由は即座に浮び理解できる。だがそれでも、俺の意識は完全にシグナムから外れて彼女のほうへと向かった。
「終わりだ……」
その言葉の意味を理解したときには、すでに返しの刃が眼前まで迫っていた。
粉砕されるのではないかと思うほどの衝撃と加速。防御力がゼロに等しかった状態で耐えられるはずもなく。吹き飛ぶ中で俺の意識は闇へと消え始める。
このときはっきりと覚えていたのは、シグナムの「すまない……」と言いたげな辛そうな顔だけだった。
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