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SAOもう一人の聖騎士
新たなる世界へその二

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「取り合えず何とかなった・・・」

「これ作った奴は性格悪いに違いないぜ畜生・・・」

「な・・何でこんな所にスプリガンが!」

俺たちが落下したのは、赤い鎧を着た奴等と黄色い軽装の奴等が戦っている場所のど真ん中だった。

「危ないわ二人共、早く退いて!」

黄色いほうの、長い髪をポニーテイルにした少女が叫ぶ。黄色い方の二人(確かシルフと言う種族だ)はそうでもないが、赤い重装備の御三方(こちらは確かサラマンダーだったか)は殺気剥きだしだ。

「えっと、この人達斬っていいのかな?」

緊張間の無い素振りでキリトが訪ねる。

「えっと・・・いいんじゃない?相手はそのつもりだよ?」

「「うっし!なら失礼して・・・」」

異口同音にそう言うと俺達は剣を抜いた。恐ろしく貧相だが、まぁ大丈夫だろう。

「はっ!」

気合一閃、だらりと剣を下げた姿勢から一気に前進、右端のサラマンダーを斜めに叩き斬った。

「ふっ!」

羽の様な手ごたえを感じながら、緩く剣を担いだ姿勢から一歩前へ。俺は左端のサラマンダーを両断した。

「「は?」」

周りの三人も驚いてるが、一番驚いたのは俺達だ。

これ、SAOのステータスじゃねぇか!
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