暁 〜小説投稿サイト〜
NARUTO 桃風伝小話集
その6
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お前、里ではどんな風に暮らしている」

突然そんな事を聞かれた私は呆気にとられてきょとんとしました。

それにどんな意味があって、どんな関係があるんだろう。
私の暮らしは綱手さんには関係がないんじゃ。

「お前が医療忍者になりたいと思ったきっかけは、里での暮らしが原因なのだろう?何故そう思うようになったのか、少し私に話してみろ。話したくなければ別にかまわんが、お前を弟子にするかどうか、判断する材料の一つにしたい」

そう言われてしまったら、私に否はありません。
いつから、どんなふうに、私がどう思っていったのか、事細かに綱手さんに話して聞かせました。
そして、最後に、もう一度お願いします。
ちゃんと正座して、土下座します。

「だから、お願いします!私を綱手様の弟子にしてください!!」
「……少し、考えさせてくれ」

綱手さんの困ったような声が聞こえてきて、私は思わず顔を上げました。
即座に断られなかった事が、とても嬉しいです。

「はい!」

私の人生に見つけた希望の光が、強くなったように思いました。
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