スーパーロボット大戦OG外伝
0560話
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母艦に戻って修理と補給をして下さい』
レフィーナの指示に従い、それぞれが自分の艦へと戻る中で俺はヒリュウ改へと通信を繋ぐ。
「レフィーナ艦長、ちょっといいか?」
『はい、何でしょうか?』
「悪いが、この2機……というよりも、2人をそっちで引き取って貰えないか?」
『何故私の艦に? シロガネでも良いのでは?』
「いや、知っての通りシロガネは乗組員の殆どが量産型Wだ。そうなると、臨機応変に対応出来ないんでな。特にデュミナスが何らかの手段を使って取り戻しに来る可能性がある以上は、何が起きても臨機応変に対応出来る人間が多いハガネかヒリュウ改が望ましい」
実際、原作ではあの蟹のような状態のデュミナスがラリアーとティスを吸収する事によってラスボス……とまではいかないが中ボス程度にはパワーアップするからな。可能性は低いにしても、一発逆転を狙って……という可能性も無くはない。
『……ショーン副長、どう思います?』
『そうですな、個人的には軍艦である本艦に敵対する勢力の者を乗せたくはないのですが……』
「ショーン副長! いざという時には俺が責任を取りますから、お願いします!」
「ちょっ、ラウル! あーっ、もう。分かったわよ。ショーン副長。あたしもラウルと一緒に責任を取るのでお願いします!」
ラウルが俺の意見に賛成し、フィオナがそんなラウルに引っ張られるようにして賛成を口にする。
「提案した俺が言うのも何だが、何だってお前達がこの2人を心配するんだ? そもそもこいつらは時流エンジン……つまり、俺のグロウセイヴァーやニーズヘッグ。それにエクサランスをしつこく狙ってきた奴等だぞ? もう2度と会いたくないというのならともかくとして……」
「うん、確かにアクセルさんの言う通りだと思うよ。けどさ、浅草でデスピニスって子に会ってそんなに悪い奴じゃないって思ったんだ。そしたら、その仲間の2人だけを見捨てるような真似はちょっと出来なくて」
「まぁ、あたしはラウルと違ってそのデスピニスって子に関してはテスラ研で会った事しか無いから何とも言えないけど……でも、ラウルがそう言うって事はきっといい子なんでしょうし」
「……正直、僕はあまり賛成出来ませんが……でも、ラウルとフィオナが決めたのならしょうがないですね。この2人は色々と頑固ですから」
「私はラウルさんの思う通りにすればいいと思います」
最も反対する可能性の高かったラージが賛成した事により、済し崩しにエクサランスチームに関してはラリアーとティスを保護するのに賛成という事になるのだった。
「って事なんだが……そっちで引き取ってもらえるのか?」
『……そうですね。ハガネの方に避難させると後で色々と問題が起きそうですし』
言うまでも無く、ケネスの事だろう。ハガネの
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