スーパーロボット大戦OG外伝
0560話
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その2人は私が製造したテクニティ・パイデス。いわば私自身の一部。つまり、それを元に戻し……私の血肉となるのです」
ラウルの声に答えるデュミナス。それを聞き、俺以外の者達は息を呑む。
まぁ、ホムンクルスだというのはともかく、自分の血肉に戻る。つまりは吸収するなり食うなりすると聞かされてはそうなるのも無理はない。ただでさえ善良な者達が多いヒリュウ改やハガネでは。
いや、スライムを使っている俺が言っても説得力は無いか。
「デュ、デュミナス様。あたいとラリアーはどうなるの?」
「私と同化し、その存在そのものが消滅します」
「や、やっぱり……」
「……」
ティスにしてもラリアーにしても、デュミナスの言葉は予想外だったのか、その動きを止めている。そこに行動を急かすよう、さらにデュミナスの言葉が投げ掛けられる。
「何をしているのですか? お前達の命は私が生み出したものなのですから、それを私に返すのは当然でしょう。嫌とは言わせませんよ? 私はあなた達の創造主なのですから」
「はい……」
まずはラリアーが頷き、ヒュポクリシスが青い光を、テュガテールが黄色の光を発し始め……ここだっ!
「そんな真似をさせると思ったか! グレイプニルの糸、発動!」
俺の言葉と共にT-LINKシステムを通して念動力をグレイプニルの糸へと変換し、ヒュドラ6基の先端部から合計6本のグレイプニルの糸が射出される。
あまりの光景に皆の動きが止まっていたその瞬間、この後の展開を知っていた俺だけが行動を起こす事が出来た。
ヒュドラから放たれたグレイプニルの糸は、青と黄の光に包まれていたヒュポクリシスとテュガテールをコックピット諸共に雁字搦めにして縛り付け、同時にT-LINKシステムを通してツイン・ドライブをブースト。デュミナスから距離を取る。
「何をするのですか。その子達は私が創造した存在。所有権は私にあります。さっさと渡しなさい」
蟹のようなその姿のまま空中に浮かび、ニーズヘッグを追ってくるデュミナス。
「馬鹿がっ! 敵がパワーアップするのを黙って見ている訳がないだろう。シャドウミラー各機、デュミナスを狙い撃て!」
シャドウミラーの各機は何の躊躇もなく俺の命令に従う。レモンのヴァイスセイヴァーがO.O.ライフルを、コーネリアのラピエサージュがO.O.ランチャーを、マリューのシロガネが連装衝撃砲を、スレイのエルアインスがツイン・ビームカノンを、オウカのヒュッケバインMk-UがGインパクト・キャノンを、イザークのヒュッケバインMK-Vがグラビトン・ライフルを、ムウのアシュセイヴァーがハルバート・ランチャーを、ムラタのトリニティゲインがゼネラルブラスターを、エキドナのヴァイサーガが地斬疾空刀を放つ。
また、量産
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