第五話
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君ではございませんか!お久しぶりですねぇ、あの時は随分とお世話になりましたねぇ!」
そして俺はすぐにレイピアと盾を出して、寒気を感じた場所に盾を置くと……その場所に先ほどまで木場と戦っていた場所から盾を置いた場所までフリードはやってきていた。
「おおお、さすがはイッセー君!今のでも結構な早さは出していたんだけどねぇ!」
「まさか。結構ギリギリだったよ!」
俺は払うようにレイピアを振るうと既にその場所にはフリードはいなかった。
「さすがに早いな……」
「イッセー!私も手伝うぞ!」
「私も!」
そう言って二人は自身のエクスカリバーを構える。
「おうおう、ちょっと難しいかもしれないねぇ……それにエクスカリバー持ちのクソビッチが二人とか」
「……確かにそうだな、少しお前には分が悪いようだ、フリード」
……この声はここにいる者の誰の声でもない。
新しい、年老いた声。
「まさか、貴様は……バルパー・ガリレイ」
「―――ッ!!」
木場はその名を聞いた瞬間、目を見開いて怒りの表情をあらわにさせる。
「ソード・バースか。あらゆる属性、あらゆる力の魔剣を生み出し、使い手によれば無類な力を発揮する上級の神器。それに聖剣使い二人に赤龍帝……神器持ちの人間か?」
「バルパー・ガリレイ!!」
木場はフリードの傍に立つバルパーへと襲いかかろうとする!
でも木場の剣はフリードの阻まれ、そのまま鍔ぜり合いになった。
そして木場は魔剣の限界を察知して、フリードから離れる。
「もしや君は……聖剣計画の生き残りかね?」
「そうだ。僕は一度、貴方に殺され、そして悪魔となって生き延びた。僕のこの魔剣は僕の同士の無念を顕現したものだ!!だから僕は貴方を殺して復讐を果たす!!」
復讐、ね……どうやら俺の言った事を理解していないようだ……。
まあ、もう少しだけ待ってやるよ。
「……これは分が悪い。聖剣使い二人に赤龍帝がいるのならば、計画に支障をきたすかもしれん。ここは一端ひこう」
「おぉ、バルパーの爺さん!さすがの僕チンもイッセー君相手はまだ拒否したい気分ですのでぇぇぇ……」
聞きたいことは山ほどあるけど、まずはこいつらを抑えることだ!
そしてコカビエルの場所を吐かせないと!
「はい、ちゃらば!!」
「ちっ!逃がさん!!」
フリードは閃光弾のようなものを地面にたたきつけ、そして俺達は全員が眩しさから目を瞑った。
ゼノヴィアはその仕草を早く察知したのか、エクスカリバーでフリードに切りかかったが、しかし目を開けるとそこにはフリードとバルパーはいない。
「ちっ!ゼノヴィア、イリナ!追いかけるぞ!逃げる場所は限られて
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