第五話
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そしてその日の夜……俺は街中を歩いている。
しかし俺の服装はいつもと違う。
黒っぽい神父服を着ている。
というのも、今回の騒動に加担している一人であるフリードは聖剣を神父などといった人間に使って、性能を確かめているっぽい。
だから俺は神父服を着て囮捜査の要領で街を歩いているのだが……
「さすがに三人じゃ見つけにくいんじゃ……」
「それはわかっている。しかしこれくらいしないと出てこないだろう?」
「いや、俺が言いたいのは二手に分かれればいいんじゃないかって事」
「それもそうね!じゃあ私はあっちを」
「「お前は一人で勝手に行動するな」」
「うぅ……ひどい……」
ひどくない、これがイリナの首輪の付け方なのだが仕方ない。
そして……爆発音が聞こえてくる。
「「「っ!?」」」
俺たちは一斉にその場所を見つめる。
「あの辺りは……確か廃工場があった場所だ」
「でもでも!何で爆発?仲違い?」
「仲違いってのはないと思うけど……」
俺は魔力を辿ってどんな奴がいるかを調べる。
「あの、バカ共がっ!急ぐぞ、ゼノヴィア、イリナ!」
俺はそう言って走り出す。
「ちょ、ちょっと待てイッセー!」
「そうだよ、イッセー君!何をそんなに急いでるの!?」
俺は走りながら簡潔に言う。
「あいつら……グレモリー眷属のバカが戦ってる!しかも……」
「っ!ああ、今わかった。聖剣と戦っているな……あいつら……」
「私たちの忠告を聞き入れなかったって事!?」
「いや、リアス先輩の魔力とかが感じられない。多分……一部の独断だろうな。俺は先に行くぞ!」
俺は今出せるトップスピードで廃工場まで向かう。
そしてものの数秒で廃工場に辿り着く。
そこでは……木場と白髪の神父が剣で戦っていた。にしても確か騎士の特性ってスピードじゃなかったっけ?それに追いついているって事は……なるほど、あれが使い手のスピードを底上げして高速の攻撃を繰り出せるっていう天閃の聖剣か。
そして……神名と塔城が何やら変な男集団と戦っている。
「これは……はぐれ神父か」
ゼノヴィア達がようやくついたのか中の様子を見てそう言う。
「ほらほら、どうしたのぉぉぉぉぉ〜?」
「僕は、必ずエクスカリバーを破壊する!!」
「ひゃははは!そんなんで僕チンのエクスカリバぁぁぁぁぁに勝てるわけないでしょ!」
そう言って一閃して木場の魔剣を粉々にしてしまう。
そして、白髪の神父……いや、あれはフリードだな。フリードは俺を見る。
「ありゃ?ありゃりゃりゃ?おおぉぉぉぉぉ、これはこれはイッセー
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