暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
僅かな平穏・前編〜
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の毒で笑えねえよ」

「・・・苦労してるな」

「カウンセリングが必要?何時でも言ってね」

「・・・」

「気遣いは返って心が痛むぜ・・・」



俺はクラナを見る。

「クラナ、あと任せた」

「・・・え?」

「この世界はお前が一番知ってるだろ?」

「ま、待ってください・・・」

『お任せください、咲さん』



「アル・・・!」

『多少はこちらでもフォローします』


「・・・なんで俺の周りは何時も何時も・・・」


頑張れクラナ。荒療治だな。
























亮〜


中庭に差し掛かると・・・強大な気を感じた。

「・・・!!なんだっ!?」

感じた事のない気。俺は走り出す。

「(まさか・・・もう・・・!!)」

・・・が、途中でそれは止まった。何故なら視界にその強力な気の持ち主は・・・知り合いだったから。

「キリト・・・アスナ・・・」

二人の身体から強力な気が吹き出していたが・・・やがて、それが消えて二人は座り込む。

「キリト!アスナ!・・・何やってるんだよ?」

「あ・・・亮・・・」

「亮くん・・・」

見ればソードアート・オンライン組がいた。

「やっほー、亮」

「おはようございます、亮さん」

「亮お兄ちゃん、おはよう」

リズ、シリカ、直葉に・・・

「亮も来たんだ」

「・・・」

「亮、おはよー」

サチ、シノン、ユウキ。それと・・・リョウコウたちか。

「なあリョウ、なにやってんの?」

「ん?気を使う練習だとよ」

「私たちと違ってキリトたちは生身だから・・・」

「使えるものを使わないのは勿体無いわね」

「あはは・・・そうですね」




「それにしても情けないわねぇ、二人とも」

「・・・そう言うリズはどうなんだ?」

キリトに言われるとニンマリと笑う。

「・・・じゃ、見せてあげましょうか。二人とも、いい?」

「「はい!」」



三人が距離を開き・・・まずシリカが気を溜める。

「はぁぁ・・・」

シリカの手のひらに球体状に気が現れる。

「(へぇ、綺麗に纏まってる・・・)」

「リズさん、行きます!」

「何時でも来なさい!」

シリカが大きく振りかぶって・・・気弾を投げた。対するリズはメイスに気を流し・・・

「せぇぇりゃああ!!」

カキィィン!!

リズがその気弾をかっ飛ばした。・・・つまり、反発する気を武器にしっかり籠められた訳だ。

「直葉!」

「はい!」

直葉は
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