刻針海賊団とフーシャ村
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」
「……ふむ。…………ふうむ」
「……はぁ、これはついていった方が良さそうですね。私も行きます」
なんだその「困った人ですね」みたいな呆れの入った目は。俺ぁちょっと目を逸らしながら唸っただけだってのに。ルティアよ、自分が乗る船の船長のことを少しくらい信頼しようとは思わねーのか。
というかお前さん、まだ十四歳のくせに俺の保護者みてーなその物言いはなんなんでい。俺ぁ泣く子も黙る世界最強なんだぞ。山だって斬れるぞ。超強いんだぞ。海軍三大将だってまとめてぶっ飛ばせるんだぞ。ええい、ちくしょうめ。
その後、言い知れない敗北感を感じつつ俺は黙々と食事を進めた。店主の嬢ちゃんから何故か見守るような生暖かい視線を向けられていたが、それは気のせいだったと思いたい。
ただ一つ言えることは、今日のアルマ・クラストールはいつもよりちょっと静かだった。
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