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Angel Beats! the after story
彼女は面倒見のいいお姉さん
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を続けているの。
☆
「「すいませんでした!」」
今、私は一生懸命手伝いをしていたのに、それを隠れ見て好き放題言っていたフトドキ者たちを説教中よ☆
「何やってたか分かってんのか?ああん!?」
「「ほんとにすいませんでした!」」
「かなで、あんたこれで何回目か分かってる?」
「に、2回か……な」
「ちっがーーう!10回よ10回!サルでも10回も同じこと繰り返さないわよ!」
かなでは、私が幼稚園の手伝いを始めたことをどこかで聞きつけたらしく、何度も来てその度に私が説教をしてるんだけど……
「ち、ちがうもん。私は…私はゆりちゃんの働きっぷりを直接この目で見たかっただけだもん!」
くっ……さすがに10回説教されているだけあるわね。言い訳が上手くなったじゃない。それに…涙目なんて卑怯よ!反則じゃないそんなのやられたら、許しちゃうしかないじゃない。
「分かったわ。今日は特別に許してあげる。次やったら……分かってるわね?仏の顔も三度までよ」
「いや、もう三度とうに超えてるじゃん」
「あら、音無くん説教中にツッコミを入れるなんて余裕じゃない」
「待ってくれ!俺もこの目でゆりの働きっぷりを見たかっただけなんだ!」
「で?」
「いや、だから許してくれ!」
「やだ」
あまいのよ音無くん、かなでと同じことを言えば許されると思ったら大間違いよ!そ、それに……ジャージのエプロン姿を見られたのよ恥ずかしくって死にそう!しかも、おママごとをしていたのよ!絶対子供っぽいって思われてるわよ!
「ゆりちゃん、音無さんは今日が初めてなんだからこの辺で…ねお願いゆりちゃん」
「はぁ〜。分かったわよ、許してあげる。それと、かなであんたがそのセリフを言っても説得力ゼロよ」
やっぱり、私ってかなでにトコトン弱いのよね〜。これからは気をつけないと。
「これ以上邪魔したらいけないから私たち帰るね」
「そうしてちょうだい。幼稚園のみんなも待ってるだろうし」
「悪かったな。邪魔して」
「反省してくれたならいいわ。じゃあね」
「バイバイゆりちゃん」
「じゃあな」
かなで、音無くんは帰っていった。
周りは気味が悪いぐらい静かになってしまった。
まるで……嵐の前の静けさのように……
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