暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
彼女は面倒見のいいお姉さん
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の…満面の笑みを無条件に振りまいているのに、気が動転してしまったのか…」

あ、危なかった。かなでが助けてくれなかったら、俺は…やめとこう、今は正気に戻ったことを喜ぼう。
「ありがとう。かなで」
「そんな、お礼を言われるほどでもないですよ。それよりも、見た感想をどうぞ」
誰かのマネなのかよくわからないけど、一応乗ってみる。

「いや〜、さすがにビックリ仰天でしたね。あの、ゆりがあんなことをやっていたなんて、耳を疑いましたよ〜」
「耳ではなく、目ですよ」

「こりゃー失礼しました」
「クク、音無さん反則的です。お腹が…」
スベるつもりで言ったことがまさか、かなでのツボにハマるとは、やっぱりあっちの世界と変わらないんだな。

「お、音無さん、も、もういt「かなで、音無くん、ここでなにしてんだ?事情聞いてやっから、さっさと敷地外に出ろやコラ!!!」
そして、俺とかなでの2人っきりの楽しい会話は、突如として現れた魔王ゆりに引き裂かれてしまった。








私が幼稚園の手伝いをするようになったキッカケは簡単だった。
去年の夏休みのことだった。
私とかなでの高校は2年生になると必ず夏休みを使って、いくつかある職業の中の一つを選択して職業体験をする決まりがあるの。理由としては社会経験を積むためらしい。
夏休み前に各教室に貼り出された職業1覧表

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『職業体験学習のお知らせ』
本校は夏休みを利用し、将来をまだ決めかねている
2年生に働くということを知ってもらうために実施する。
本校は2年生諸君に良い刺激、将来への布石として有意義な
時間になってほしいと考えている。


@警察官

A消防士

B医師

C保育士

D運送業

Eその他


※以下が今回の職業体験の職業の種類です。
Eその他を希望する者は担当の教師に直接
職業、理由を提示してください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

職業体験があるということは入学説明会で聞いていたから、あまり驚かないけど普段、体験できないことができるといくことで私は少し楽しみだった。でも、先輩から聞いた話によると、毎回ほとんどの生徒が『Eその他』を選択するらしく、用紙に書いてある職業を選択する人は少ないらしいけど。

まぁ、他の人のことは考えるだけ無駄ね。そう思いながら、真剣に考える。

@警察官←婦警っていうのは憧れてるけど、私のキャラじゃないわね。

A消防士←却下

B医師←ん〜看護婦もいいけど消毒液の匂いがちょっと…

C保育士←1番無難よね。子供の面倒をみるのも悪くないわ。

D運送業←絶対却下!

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