暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボール ベジータの兄として転生しました。
転生:サイヤ人の王子
5年経ちました
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
、どんな願いでも叶う…という噂だ。」

「ほう…」

「何でも願いが叶うというなら…死者を生き返らせる事や、フリーザを倒す事だって可能かもしれない。」

フリーザをどうにかすることができないというのは百も象徴だ。だがフリーザに反旗を翻そうとしているベジータ王にはいい説得材料になるだろう。

「…本当かどうか怪しいが、調べてみる価値はありそうだ…もしあるなら是非とも手に入れておきたい… オルス。」

「何だ?」

「その地球という星へ行き、ドラゴンボールとやらを探して来るのだ。そしてもしなければ…その星を破壊して来い。」

「…俺が?」

「下級戦士などを行かせて、私利私欲に使われてはたまらんからな…その点お前なら問題ないだろう。」

うまくいった。本来なら下級戦士云々の件は俺が言うつもりだったが、そこはさすがベジータ王。ちゃんとわかっていたようだ。

「分かった…あ、後一つ。」

「?」

「俺は死んだ事にしておいてくれ。フリーザに気づかれたらまずい。」


「…よかろう。」

「…じゃ、行ってくる。」


――――

「はぁ…」

宇宙船が発進した後、大きなため息をつく。ちなみにスカウターは通信機能でバレるのを防ぐため外している。

「実質、騙しちゃってるんだよな…」

ドラゴンレーダーがない以上、ドラゴンボールを短期間…フリーザが惑星ベジータを破壊するまに集めることは不可能だ。

恐らく世界は俺の知っている歴史通りに進行する。ベジータ王はフリーザに殺され、惑星ベジータも破壊されるだろう。

宇宙船の窓から、惑星ベジータが見えた。多分これが最後にみる俺の第二の生まれ故郷の姿だろう。

「…さよなら、惑星ベジータ…」

その呟きとほぼ同時に、宇宙船は加速を開始した。

目的地は…地球だ。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ