第四話
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もちろん、今回の事を説明するためだ。
「なるほど……ありがとうございました、イッセー君」
「ありがとうな、イッセー。教えてくれて」
「いえいえ。それとこれは俺の仮説だけど……コカビエルはこの駒王学園で何かをする可能性が極めて高いと思う」
「?それは、なぜでしょうか?」
「あいつは戦争が大好きで大好きで仕方ない奴だ。今回の出来事も戦争に繋がる何かだとしたら……」
「っ!そうか……聖剣を奪ったのは天界がそれに怒り戦争を仕掛けてくる可能性があったから……そして、なぜこの街に来たのか……」
「あ、俺もわかりましたよ!そいつはこの街に会長とグレモリー先輩がいる事を知っていた!そして会長達に何かあれば魔王様方が黙っていない!」
「そう!そういう事だ、匙。だから警戒はしておいてくださいね」
「ええ、ありがとうね、イッセー君」
「それじゃあ、俺はこれで」
俺はそう言って生徒会室を出て、下駄箱に向かい、家に帰る。
家に……帰って…………
「えぇ〜……迷える子羊に恵みの手を〜」
「どうか、天にかわって哀れな私達に救いの手をぉぉぉ!!」
俺の目の前では……文字通り募金活動のようなものが行われていた。
「イリナ……」
「あ、イッセー君だ!」
俺は近寄ってきたイリナの頭に拳骨をかます。
「いったぁ!?何するの、イッセー君!」
「お前はバカか!昨日あんなに注意しただろうが!どうせゼノヴィアが止めてもお前が強引に買ったんだろうが!」
「わかってくれるか、イッセー!!」
ゼノヴィアは俺の手を取って涙ぐむ。
「こいつと組んで……こうなった事は多々あるんだ……私が何度言ってもイリナは引かないし……挙句の果てには一瞬の内に会計まで済ませてるしで……」
「大丈夫だ、ゼノヴィア……俺はそれを幼少期の頃に結構見ていた」
「こいつのこれは小さい頃からだったのか……」
呆れるゼノヴィア。まあ、呆れるしかないもんな。
「はぁ……とりあえずこんな所であれだからファミレスに入るぞ」
俺は二人を連れて近くのファミレスに入った。
お金は定期的に財布の中に入ってるから時々こうやって使わないとどんどん貯まってしまうからな。
そして色々注文して20分後……
「んぐ、んぐ……日本の料理は、なんてうまさだ!!」
「うぅ……幼馴染の優しさで涙が……!!ああ、故郷の味はおいしいわ!!」
泣きながら食事をする二人。正直シュールだ。放課後だからなのか普通の生徒とかもいるからな……無駄に目を引かれてる……そして二人共外見は超絶美少女だからな。
「ふぅ……イッセーのおかげで助かったよ……イリナのせいでお金がな……」
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