第四話
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そう言ってきた。
するとイリナの腕の紐が日本刀の形に変化する。
なるほど、あれが聖剣……擬態のエクスカリバーか。
「すごいな……擬態って……」
『相棒はそんな事しなくても俺を使用すれば戦いの幅は広がるだろ?』
「ま、そうだけどな」
あの力を使えばドライグの力を使えるし。
そしてドライグと話していたらどうやら戦闘が始まっていた。
イリナ対神名、木場対ゼノヴィアのようだ。
イリナは擬態の聖剣を上手く使って戦っており、神名は白と黒の同じ感じの剣を二刀使って戦っている。その左手には赤龍帝の籠手がある。
『あいつに使われなくて本当によかったと思うぞ……』
ドライグが俺の中でそう言っている。
まあ、あいつの中ってどす黒そうだもんな。
イリナは神名の剣を弾き飛ばすが……既に神名の手には先ほどの剣がまた握られており、イリナにその剣を突き立てようとしていた。
あれはやばいな……。
「構築・展開・発動……マテリアルアクト……」
俺は左手に緑色の盾を、右手に緑色のレイピアを手にする。
「EDELWIND!!」
俺は一瞬でイリナと神名の間に入り、神名が突き立てようとした剣を盾で防ぐ。
「「なっ!?」」
イリナと神名が同時に驚く。
「イリナ、選手交代。俺が相手をする」
「で、でもイッセー君……」
俺は盾を油断なく構えながらイリナにこう言う。
「大丈夫だよ、イリナは十分に強くなってた。後は、任せとけ」
「っ…う、うん……///」
?何をイリナは赤くなってるんだ?
俺はそんな疑問を持ちながら神名と向き直る。
「てめぇ……」
神名はその手に持った剣を構える。
『Boost!!』
そんな音声が聞こえてくる。
『はぁ……赤龍帝の籠手も悲しんでるだろうな……こんな奴が主なんだから……』
なんかドライグが前まで宿っていた神器の事を心配しているんだけど……。
「とりあえずは、幼なじみであるイリナを傷つけようとしたその罪から……だな」
「んだとっ!?てめぇこそイリナを洗脳しやがって!」
……こいつは根拠もない事を言っている。アホだろ、俺が洗脳なんて出来るわけないってのに。
『Boost!!』
二回目の倍加。まあ、予想はついていたが神名はそのまま突っ込んできた。
俺はツウィリンクスストムトを構えて接触する瞬間に神名の二つの剣を盾とレイピアを使って弾き飛ばし、神名が何かをする前にレイピアを神名の首筋に当てる。
「これで、終わり……」
「
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