第二十二話 テロですか赤白対決ですか
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、カテレアの体から血が噴き出した。力なく、その場に膝をつく。
カテレアの後方には、アザゼルの一撃の余波で地面が裂けていた。学舎を壊すな!
「ーーッ!ただでは殺られません!」
カテレアが自身の腕を触手の様に変え、アザゼルの全身に巻き付ける。そして、体に怪しい紋様が浮かび上がる。
「あれは自爆用の術式だわ!」
リアスがそう言う。知ってるけど、全身に巻き付けられてる。あれ?ヤバい?
アザゼルは触手を引き剥がそうとするが、一向に剥がれる気配はない。
「アザゼル!この状態になった私を殺そうとしても無駄です!私と繋がれている以上、私が死ねばあなたも死ぬように強力な呪術も発動します!」
「ーーッ。犠牲覚悟で俺に大ダメージってか。安っぽい発想だが、効果は絶大なわけだ」
「皆!距離を取るわよ!このままでは自爆に巻き込まれるわ!」
「でも部長!アザゼルは?」
「彼も一組織の総督なら、なんとかするでしょう!それよりも私たちが巻き込まれて死ぬわ!」
必死なリアス。急いで距離を取る。
「わっ!」
ギャスパーの悲鳴。ギャスパーの両眼に呪術的な紋様が出ていた。
「悪いな、それ、封じさせてもらう。時を停められるのはウザいんだ。ーーしかしさ、能力と発動条件を知れば対した驚異でもないな、その神器は。弱点だらけだ。視覚を奪う術なんていくらでもある。それに幻術をくらえば味方にも被害を出す諸刃の剣とかすぞ」
ご説明ありがとうございます。アドバイスする敵って多いよな。バトルジャンキーだと特に。
アザゼルは触手を切れないでいた。
「その触手は私の命を吸った特別製。切れませんよ」
「・・・ちょっとヤバいかもな・・・」
あ、アザゼルさん?
「おーい、スキマの嬢ちゃんと九尾」
俺と籃のこと?
「この触手、斬ってくれねぇか?」
・・・・・・何を頼んでるんですか!?
「いやー、腕に巻き付かれたのなら腕を切り落とせばよかったんだが、全身に巻き付かれるとはな。というわけで、ご自慢の緋想の剣で切ってくんね?」
この総督、大丈夫?
まあ、頼まれたしやってみるか。
『緋閃「全人類の緋想天」』
斬ッ!
一本ギリギリ斬れるか斬れないか、ぐらいか。
「終わりですね!堕ちた天使の総督!」
勝ち誇った顔をするカテレア。うん。緋想の剣でも斬れないか。だったら、
『境界「全てを二つに断つ線」』
ズバンッ!
境界線は、あっさりと全ての触手を切り裂いた。
「お、すげぇな。斬れるじゃねぇか。じゃあな、カテレア」
アザゼルの槍がカテレアを貫く。その体が塵となって消えた。
カテレアを倒した瞬間、アザゼルの黄金の鎧が解除され
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