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こんな私(俺)の物語
第二十二話 テロですか赤白対決ですか
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ずれ北欧のオーディンにも動いてもらい、世界を変動させなくてはなりません」

「それを聞いてますますお前らの目的に反吐が出る思いだ。ヴァルハラ!?アース神族!?横合いからオーディンに全部かっさらわれるつもりかよ。というよりもな、俺の楽しみを奪う奴はーー消えて無くなれ」

アザゼルの持つ短剣が姿を変えていく。

「ーーッ!ま、まさか!アザゼル、あなたは!」

禁手化(バランスブレイク)・・・ッ!」

一瞬の光が辺りを覆う。光がやんだあと、そこにいたのは黄金の全身鎧(プレートアーマー)を纏ったアザゼル。
さらに、背中から十二の翼を出す。おお、ダークヒーロー?

「『白い龍』と他のドラゴン系統の神器(セイクリッドギア)を研究して作り出した、俺の傑作人工神器だ。『堕天龍の閃光槍《ダウン・フォール・ドラゴン・スピア》』、それの擬似的な禁手(バランスブレイカー)状態ーー『堕天龍の鎧《ダウン・フォール・ドラゴン・アナザー・アーマー》』だ」

禁手(バランスブレイカー)が多い今日この頃。ブリ○チの卍解も同じようなものだけど。

「ハハハ!さすがだな、アザゼルは!やっぱりすごい!」

ヴァーリが笑う。

「ヴァーリ、てめえも相手にしてやりたいところだが・・・。まあ、『赤い龍』かスキマの嬢ちゃんと仲良くやってな」

「・・・それも良いかもな・・・」

えええええ!?なんで!?俺のせい!?嫌だよ!確かに勝てる可能性があるかと聞かれればあると言えるけどさ!籃もいるし!でもやりあいたくねぇ!

「・・・力を有したドラゴンをベースにしましたね?」

「ああ、ちょっくら『黄金龍君(ギガンティスドラゴン)』ファーブニルをこの人工神器に封じてな。二天龍ーー『赤い龍』と『白い龍』の神器(セイクリッドギア)を模したのさ。今のところは成功ってとこか」

この世界、強い龍が多くね?ティアマットはどっかで聞いた記憶があるけど。

「アザゼル!それだけの力を持ちながら、あなたは!」

「ーーカテレア、『無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》』をバックにしておいてよく言うぜ」

「・・・神器(セイクリッドギア)の研究はそこまで進んではいなかったはずです・・・」

「その様子じゃ、俺の組織を裏切った輩が神器(セイクリッドギア)研究をいくらか持ち出したみたいだな。だが、無駄だ。真理に近い部分は俺とシェムハザしか知らない」

予想外の事態に舌打ちするカテレア。奥の手は隠すものさ。多分。

「私は偉大なる真のレヴィアタンの血を引く者!カテレア・レヴィアタン!あなたごとき忌々しい堕天使に負けはしない!」

「来いよ」

「舐めるな!」

強大なオーラを見に纏いアザゼルに飛び込み、アザゼルは光の槍をもって応戦した。
そして
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