第二十二話 テロですか赤白対決ですか
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をやるか。
アザゼルがヴァーリの攻撃を受けた瞬間だった。
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「・・・チッ。この状況下で半期か、ヴァーリ」
「そうだよ、アザゼル」
まあ、知ってたけど。とりあえず、新スペル
『式神「八雲籃」』
スキマから籃を出して、後は任せる。ん?杜撰?俺もそう思う。
籃は九つの尾を妖力などの三重強化し、大きく凪ぎ払う。それだけで、地面は抉れ、魔術師は紙細工のように吹き飛び、千切れているやつもいる。あれ?こんなエグいスペルだっけ?
「はっ・・・雑魚が」
決め台詞?確かに籃に比べたら雑魚だけどさ。因みに、籃の尻尾は伸縮自在なのさ。
「和平が決まった瞬間、拉致したハーフヴァンパイアの神器を発動させ、テロを開始させる手筈でした頃合いを見てから私と共に白龍皇が暴れる。三大勢力のトップの一人でも葬れば良し。会談を壊せればそれで良かったのです」
「失敗してるわね」
あ、思わず声に出た。
「で、先程もいやらしい視線を感じたのですが、あの子が赤龍帝なのですか?ヴァーリ」
「ああ、非常に残念ながらそうだよ。本当に残念な宿主なんだ」
「残念残念言うな!俺だって日々を懸命に生きてるんだよ!・・・って、お前、マジで裏切ったのかよ・・・」
「マジで?誰か俺が裏切ることを知っていたやつがいるのか?」
あ、はい。俺です。ていうか魔術師ども!邪魔じゃ!ちまちまちまちまと!うざったいことこの上ない!
「・・・全く、俺もやきが回ったもんだ。身内がこれとはな・・・。いつからだ?いつからそういうことになった?」
「コカビエルの処理帰りの時だな。途中でオファーを受けたんだ。悪いな、アザゼル。こっちの方が面白そうなんだ」
「ヴァーリ、『白い龍《バニシング・ドラゴン》』がオーフィスに降るのか?」
「いや、あくまで協力するだけだ。魅力的なオファーをされた。『アースガルズと戦ってみないか?』こんなこと言われたら、自分の力を試してみたい俺では断れない。アザゼルはヴァルハラーーアース神族と戦うことを嫌がるだろう?戦争嫌いだものな」
「俺はお前に『強くなれ』と言ったが、『世界を滅ぼす要因だけは作るな』とも言ったはずだ」
「関係ない。俺は永遠に戦えればそれでいいんだ」
「・・・そうかよ。いや、俺は心のどこかでお前が手元から離れていくのを予想していたのかもしれない。ーーお前はであったときから今日まで強い者との戦いを求めていたものな」
「今回の下準備と情報提供は白龍皇ですからね。彼の本質を理解
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