第一話:少年『シルヴィオ・クロイツ』
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『ウォールマリア』シガンシナ区・イェーガー家前
俺はシルヴィオ・クロイツ。ここ、シガンシナ区に家族四人と一緒に暮らしている。
俺は生まれつき病弱でほんの一、二年前まで先生の往診を受けていた。最近は体力が安定し、定期的に診察を受けていれば周りの子供達と同じ様に遊ぶことができた。しかし、ここ数日調子が悪く、幼馴染であるエレンの父、グリシャ先生に薬を買いにエレンの家の前まで来ていた。
コンコン
「はーーい。どちら様?」ガチャ
「こんにちは、カルラさん」
「あらっ、シルヴィオ君じゃない。元気にしてた?」
「最近はちょっと調子が悪くて、グリシャ先生に薬を貰いに来たんですけど。グリシャ先生は居ますか?」
「ああ、彼なら町に往診に行ってるわよ」
「そうですか……じゃあ、また後日出直します」
「あ、待って。多分もうすぐ帰って来ると思うから家の中で待ってなさい。エレン達もシルヴィオ君に会いたがってたわよ。」
「う〜ん……じゃあ、お願いします」
「ええ、気にしないで。ほら、ここの椅子に座っていなさい。紅茶を淹れて来るわ」
「すみません」
「気にしちゃダメよ。……!、丁度エレン達も帰ってきたみたいだし」
ガチャ
「ただいまーーーー。あっ!!!シルヴィオじゃん。久しぶり!!!」
「おう、久しぶりだな、エレン。ミカサも久しぶり」
「うん、久しぶり」
「なんだよ〜来るんだったら言えよ。もっと早く終わらしてきたのに」
「ごめんな、最近、ちょっと体の調子が悪くてな」
「調子が戻ったらまた遊ぼうぜ!!アルミンもシルヴィオに会いたがってたぜ」
「おう、楽しみにしとくよ」
「ほら、紅茶が入ったわよ。お菓子も出すから、エレン、ミカサも座りなさい」
「うん!」
「分かった」
それからグリシャ先生が来るまでエレン、ミカサと共に色んな話で盛り上がるのであった。
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