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進撃の巨人〜緋色の翼〜
プロローグ:緋色の兵士

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《ウォールローゼ》トロスト区


人々は再び現れた超大型巨人が壊した壁から入ってくる巨人達から逃げ惑っていた。

「うわああああああああああああああ!!!!逃げろーー!!奴らが……巨人達が壁の中に入って来たぞーーー!!!!」


「逃げろ、逃げろおおおおおお!!」

「お母さーーん。グスッ……どこぉーーー?」


「うわああああああ!!!!た、助けてくれ、頼む、俺には家族が…」バクン







その光景を上から見る少年は呆れた様な顔で見ていた。


「全く……騒々しい奴らだ………慌てたって、逆に死に急ぐだけなのに……」


その少年は壊された壁の方角に顔を向ける


「けど、予定より早く奴らに会えたな」



次いで、最も近くに居る巨人の方向に体ごと向け、腰にある立体起動装置のアンカーを飛ばす。


「漸くだ………」



アンカーが建物の壁に着弾したのを確認すると、勢いよく走り、強く地面を蹴って巨人に向かって飛んでいく。


「漸く奴らを殺せる……」


空中で重心をコントロールし、瞬時に巨人の背後に回る。



シャーーーーー


スパッ



人類最強と謳われるリヴァイ兵士長に勝りとも劣らないスピードでうなじを斬り取られた巨人が、地面倒れていく、少年はその瞬間にはもう次の巨人に向かってアンカーを飛ばしあり得ないほどのスピードで標的に向かって行く。



「漸く、父さん、母さん、フローラの仇を取れる」



その少年は、家族の仇である巨人達を前に、不敵に笑いその少年の目は紅く染まっていた。










「殺す」
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