スーパーロボット大戦OG外伝
0559話
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なるか。それは言うまでも無く、空中でバランスを取る事が出来ずに地上へと墜落するしかなかった。
「ラリアー、何とか持ち堪えなよ!」
ティスの必死の叫びも空しく、背後からの一撃というある種致命的なダメージを食らったヒュポクリシスはそのまま地上へと落下していく。
「これでまずは1機だな」
呟きながらミラージュコロイドを解除して姿を現すニーズヘッグ。
「お前っ、お前ぇぇぇぇっ!」
仲間を不意打ちで撃破されたのが気に食わなかったのだろう。ティスがその声に怒りを込めて叫び、同時にテュガテールが背後にいるパテールの肩に飛び乗り、俺の方へと向かって間合いを詰めてくる。
「もう殆ど必要無いけど、デュミナス様の為だ。時流エンジンを引き剥がしてから殺してやる!」
その声と共にパテールの拳がニーズヘッグ目掛けて振り下ろされるが……
「そんな大振りの攻撃が通用すると思ってもらっては困るな」
右側3基のヒュドラのスラスターを噴射し、その場で時計回りに1回転。パテールの拳はニーズヘッグの隣をまるで空気その物を削るかのような勢いで通り過ぎていく。
「くそっ、くそっ、このぉっ! 当たれ! 当たれよぉっ!」
逆上したティスの声と共に、幾度となく振るわれるパテールの拳。だが、ニーズヘッグはその全てをヒュドラや機体に設置されているスラスターを使って紙一重の状態で回避していた。
あるいは、紙一重の状態で回避していた為にもう少しで命中させられるとムキになっていたのかもしれない。しかしそれは致命的とも言えるミスだった。
視線の先で、急速にこちらへと近づいて来ているエクサランス・ライトニングとエクサランス・エターナルの姿を確認出来る。そしてティスは頭に血が昇り、それに気が付いてはいない。
「その辺は設定年齢通りって事か」
ティス達は概ね10歳前後を目安にして作られている。身体的な能力や戦闘力についてはともかく、その精神までもが10歳程となっているのだ。
「俺達の事を忘れてもらっちゃ困るな! ディメンジョン・スラッシャー!」
ラウルが叫び、エクサランス・ライトニングの胸部にある柄から時流エンジンによるエネルギーソードを形成。そのままパテールの背後から斬りかかる。
パテールにしても、俺へと攻撃に意識が向きすぎていたのだろう。回避すらせずにまともに攻撃を食らい、周囲へと部品を散らかしながら地面へと墜落していく。それを見たテュガテールは、墜落していくパテールを見て信じられないように思わず叫ぶ。
「パテール!?」
「おっと、私の事も忘れたら困るよ。今まで散々いやらしいチョッカイを出してきたんだ。お仕置きはきちんとさせて貰うからね! リアクター・フラッシュ!」
パテールが一瞬にし
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