スーパーロボット大戦OG外伝
0559話
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うが」
少なくてもASRSについては、インスペクター事件でノイエDC相手に散々使われていたんだしな。
そんな風に思いながらコロイド粒子を放出してミラージュコロイドを展開する。
「え? おい、アクセル?」
混乱した様に呟くイルムだが、グルンガストの装甲に触れて接触回線で通信を繋げる。
「姿を消しただけだ。そうだな、ASRSと似たような技術だと思って貰ってもいい」
色々と端折ってはいるが、一応姿を消すという意味では同じなので、それ程間違いという訳でも無い。
「……なるほど。そうやって敵に近付く訳か」
「そうなるな。じゃあ雑魚の相手は任せたぞ」
それだけ告げて、T-LINKシステムを通してツイン・ドライブをゆっくりと起動させつつ戦場を大きく迂回するように回り込み、ヒュポクリシスとの距離を縮めていく。
本来は音の問題で宇宙以外だと使いにくいミラージュコロイドだが、幸い奥の院は現在激しい戦闘が繰り広げられている為に、音でこちらの位置が知られる恐れは無い。
そして、前線を任せている量産型ウェンディゴやひたすらタッドポールを産み出し続けているフラットフィッシュの後方から、槍を投擲して援護をしているヒュポクリシスを間合いに入れる。だが、まだだ。攻撃を行うのはもう少し……
ニーズヘッグのモニタには俺と同じように戦場を回り込んで、テュガテールとパテールへと攻撃を仕掛けようとしているエクサランス・ライトニングとエクサランス・エターナルの姿があった。こうして見る限りではエクサランス・エターナルがテュガテールを、エクサランス・ライトニングがパテールを担当するらしい。ニーズヘッグとは反対側に迂回しつつ……
「ちっ、なんでこいつらがこんな所にいるのさ! パテール!」
あともう少しで不意打ちを成功させられるというギリギリの時にティスにその姿を発見される。……まぁ、ASRSやミラージュコロイドの類を持っていないんだから無理もないが。
「ティス、大丈夫っ!?」
だが、それはある意味では俺の予想通りの展開。基本的に仲間思いであるラリアーが仲間を見捨てられる筈もなく、ヒュポクリシスをテュガテールの方へと向ける。
よしっ、今だ!
ミラージュコロイドを展開したままヒュドラからビーム砲を発射。誰かが今この辺を見ていたとしたら、恐らく空中からいきなり大量のビームが放たれたのが分かっただろう。
「ラリアーッ!」
「……え?」
ティスの叫びと、呆けたようなラリアーの呟き。
その声と同時に着弾したビームは、背後からヒュポクリシス最大の特徴である4枚の翼と4本の腕全てを消滅させたのだった。
「うっ、うわああぁぁぁぁっ!」
空を飛んでいたヒュポクリシスが、翼と腕の全てを失えばどう
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