スーパーロボット大戦OG外伝
0559話
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てくれるか?」
「ちょっと待って下さい。いくら何でも、僕達だけで奇襲を掛けるというのは危険じゃないですか?」
フィオナが何かを言う前に、ラウルのエクサランス・ライトニングにミズホと共に同乗しているラージからの待ったが掛かる。
「確かに危険かもしれないが、折角大量の機体が入り乱れて戦ってるんだ。その隙を突くのならこっちも少数精鋭で行った方がいい」
「ラージ、アクセルさんは私達の事を信じて誘ってくれてるんだからあまり文句を言わないの。……それで、具体的にはどういう風にするんですか?」
ラージの言葉を遮るようにしてフィオナがこちらへと話を振ってくるが……いや、俺としてはありがたいんだが、ラージの意見もきちんと聞いた方がいいような気がする。
まぁ、今回はそのまま流させて貰うが。
「俺はラリアーの機体を。フィオナとラウルはティスの機体を頼む。向こうは俺のニーズヘッグと同じ程度の大きさの機体に、護衛のような大型機がいるからな。その辺をお前達2機掛かりで抑えてくれ」
「……ああ、分かった」
「私も問題無いわ」
ラウルとフィオナがそれぞれ頷き、通信を切ろうとした時、唐突にフィオナが口を開く。
「ねぇ、アクセルさん。他にも色々と頼れる人がいるのに、何で私達にこの話を持ってきたの?」
「ん? それはまぁ、お前達とも何だかんだで長い付き合いだし。信頼も信用も出来るから、だな。……シャドウミラーだった俺がそんな事を言ってもあまり信用は無いかもしれないけどな」
「そんな事無いわ!」
俺の言葉が終わるか終わらないかのうちに、フィオナが俺の言葉を否定する。反射的にと言ってもいいような速度で、だ。
だが、これまでずっと妹のように思って来たフィオナに悪く思われていないのは嬉しい訳で。
「そうか、ありがとな」
笑みを浮かべて礼を言うのだった。
「そんな、別に私は……あ、でも」
「……ふぅ。フィオナ、惚けるのは戦いが終わった後にしてくれ」
何故か顔を赤くしたフィオナへとラウルが溜息を吐きながら声を掛ける。
やっぱりフィオナにとっては双子のラウルよりも俺の方が兄って感じなんだろうな。
「さて、話は決まったな。じゃあ作戦開始だ」
『はい!』
ラウルとフィオナの言葉が重なったのを聞き、通信を切る。そしてそのままブーストナックルを叩き込む隙を狙っているグルンガストの後ろへと移動し……
「ん? おい、何をしてるんだ」
「ちょっと目隠しになってくれ」
「……は?」
「ラリアーを狙うのにちょっと必要だから、敵からニーズヘッグの姿を隠してくれ」
「まぁ、少しなら構わないが……何をするつもりなんだ?」
「それは見てのお楽しみってな。まぁ、お前達にとってもそれなりに見覚えがあるだろ
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