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ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第六話 謎のクエスト
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たんだ?」


「・・・・・・ずいぶん長い間その場所をさまよっていたんだ。そしてもう限界だってときに真ん中に黒いコンソールがおいてある広い空間に出ることができたんだ。そして僕が駆け寄って、それにふれると最初に意識を失ったはじまりの街の外に戻って来れたんだ・・・・・・」


よほど辛かったのだろう。表情がとても辛そうだ。


「そうだったのか・・・・・・まあともかく無事ならよかった。そうだ! 今からアスナのとこで晩ご飯をごちそうになるんだけどよかったらこないか?」


「ごめん・・・・・・今日は遠慮しておくよ。これから少しリオンと用事があるんだ」


ユージオはキリトに申し訳なさそうに言う。
するとキリトは驚いた顔をした。


「リオンも? アスナが料理してくれることになったのにいいのか?」


するとアスナが首を傾げながら言った。


「リオンくんも来る予定なの?」


「あ! 言うの忘れてた。この食材はリオンと一緒にとったものなんだ」


そうキリトに言われ、アスナは「そうなんだ」と納得した表情を浮かべた。
しかし次の俺の言葉を聞いたキリトは少し驚いた表情を浮かべた。


「いや、俺はいいや。その食材はキリト達が使ってくれ」


「─────! いいのか?」


「ああ。じゃあ時間もないし俺たちはもういくよ。またな」


「ごめんね、また今度誘ってよ。じゃあまたね」


俺とユージオはそう言って店を出ていった。その二人をキリトとアスナは見送った。しかしアリスだけは訝しげな目で見ていたことに誰も気づかなかった。





「じゃあそろそろ俺たちもいくか」


とキリトたちも店をでようとしたときアリスが突然言った。


「すみません。私も今日は遠慮させてもらってもいいですか?」


「え・・・・・・いやかまわないけどどうしたんだ?」


「この後大切な用事があることを忘れていました。それとアスナ」


アリスはアスナに近づいていきアスナにだけ聞こえる大きさで言った。


「・・・・・・がんばりなさい」


そう言われたアスナは驚いた顔をし、小さい声で「ありがとう」と言った。
そしてキリトはなにをしているのかわからないと言った顔でアリスに聞いた。


「なにを話してるんだ?」


「私の部屋をお前が見ないよう見張ってくださいと言ったのです」


「んな!! みないわ!!」


焦った顔をしながらキリトは言った。


「信用できません・・・・・・それと忠告しておきますが、もし見たら殺します」


「・・・・・・・・・・・・」


アリスは顔をぷいっとそむけながら言った。

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