第一話 赤い転校生その十九
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んだな」
「うん、先生今にも来るわよ」
「仕方ねえな、じゃあな」
それならだとだ、薊は裕香の言葉に少し残念な顔になってそのうえでこう言った。
「起きてるか」
「うん、寝る時間はないから」
「じゃあ自分の席に着いて」
「ホームルームね」
「何ていうか二日目もせわしいな」
「色々あるのね」
「初日が色々あるのは当然だけれどさ」
転校初日はどうしてもそうなる、このことは薊も予想していた。
「二日目もなんだな」
「まあ少しずつ落ち着いてくると思うわ」
「そうなるか」
「学校の場合はね」
「そうか、じゃあ今はな」
「うん、席に着いてね」
そうしてだと話してだ、そのうえでだった。
薊は今は自分の席に着いた、そのうえで今は日常の授業を受けるのだった。
第一話 完
2013・12・28
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