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バカとテストと召喚獣ing
62限目 過去という名の枷
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」と書いて完成させた
「工藤さんは誰に上げるんですか?」
「え、え?わ、私は、、、あ、あの人かなぁ?」
なかなか話してくれなかったが反応で大体の予測はついた

「瑞樹ちゃんは書かないの?」
「私は前日に書きます」
工藤は「ふーん」といいながらもそれ以上の詮索はしなかった。

こうして3人の力作のチョコは当日まで霧島の家で待機となった。当日の任務に備えて。

「瑞樹ちゃんは強いね」
「何がですか?」
「好きな人に会いたくても会えないって辛い事だと思うのに.....」
「そりゃあ、辛いですよ、、でも」
「でも?」
「明久君は必ず帰ってきます。私は明久君を信じてますから」




そして夕方、朝と同じマンションの一室に呼び鈴が鳴った。すると朝とは違い、返事があった

「どうしました?坂本君たち」
返事に出たのは明久と現在一緒に住んでいる姉の玲だった
「あ、あの明久は帰ってきてますか?」
「いいえ、まだ帰ってきてません」
「そうですか」
「帰ってきたら一番最初に言いますから」

それだけ聞いて坂本たちは帰って行った。そしてそれを待っていたかのように一人しかいないはずの一室の部屋の扉が開いた。

「いつまで会わないつもりですか?」
「分からない。皆に危害が及ばないと確証がつかめるまで」
「記憶ないのでしょう?」
「そういう処理はさせたけど。もし、記憶が消えてなかったら、、と考えると僕は皆にあわせる顔がないんだ。皆を守る為に手に入れた力が逆に皆を危険にさらしたんだもん。僕はいないほうが皆は安全なんだ」

「アキ君、一つ言いますよ」
「何かな?姉さん」
「お父さんからの伝言です。『自分の運命から逃げるな、逃げてたら絶対勝てないぞ!!』だそうです。」




明久の家を後にした雄二、秀吉、ムッツリーニの3人は近くの公園にいた

「明久はどうしたんだろうな」
「恐らく、わしらにあわす顔がないと思っておるのじゃろう」
「.....あいつはお人よし過ぎる。自分の事より他人の事を先に考える」
「あの2人はどうだ?」
「姫路は明久をひたすら待っている。島田は恐らく....」
「....部活を急に始めたのは忘れるため」
「ひたすら待つ姫路と必死で忘れようとする島田か、大変だな。2人も明久も」


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