Disc1
不穏運ぶ黒きワルツ
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見ていると後ろから音がしてそっちを向くとさっきの黒のワルツ3号が小型船に乗って追ってくるのが見えた。
(あいつ……!)
「どうしたんだ? エミル。そんなに慌てて」
「ジタン! 黒のワルツが追ってきた!」
「なんだって!?」
ちょうど操縦室からやって来たジタンに黒のワルツの事を知らせ、ジタンは操縦室に急いで戻り、僕達は黒のワルツを見た。
(いざとなったら魔物を呼ぶからな)
(分かった)
僕達は気を引き締める。
猛スピードで追ってくる3号の船は僕達の船をあっという間に追い越し、3号は船に向けてサンダーを放とうとする。
(ラタトスク!)
(いや、待て、この魔力は……!)
僕はラタトスクに叫ぶが、ラタトスクは入れ替わらない。
慌てた僕の目の前でビビが3号へと手をむけ、ファイアを放つ。
ビビの魔法が当たった3号の船は後ろへと下がったが、ビビが気を失って倒れてしまう。
「ビビ!」
僕は倒れたビビに駆け寄るも、ゲートを無理やり潜った際に船が揺れて船の外に投げ出されそうになる。
ビビと一緒に落ちそうになった時ジタンがそれを止め、何とか落ちずにすんだけれど……3号が僕達を執拗に追いかける。
サンダーを放とうとする3号に僕達は魔物を呼ぼうとするけれど、3号の手から僅かに漏れた小さな雷が船に引火。
結果、3号の船は爆発した。
そして、無事に二つ目のゲートも潜り抜けた僕達。
自業自得とも言える3号の最後に複雑な気持ちになりつつも、僕達は進む。
多くの飛空挺が飛び交う国、リンドブルムへ。
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