第一話 ダメ人間高校生
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たく資源の無駄遣いを・・・」
「そろそろ焼けるかな〜」
新次郎とことはは不幸の手紙の焚き火に季節はずれの芋を入れていた。早い話がついでに焼き芋をやろうということになった。
「不幸の手紙で焼き芋なんて乙だね〜」
「うんうん」
何食わぬ顔で焼く新次郎とことは。そして
「おいことはおめえにも不幸の手紙着たぞ」
「は〜い♪」
と言ってことはは焚き火に不幸の手紙をくべた。
「まさか・・・ことはちゃんも力君と一緒の事言うたの?」
「うん♪私不幸の手紙なんて気にしないもん」
「俺も・・・」
新次郎とことはの反応に呆れるはやて。力の家族を長年やっていると神経図太くなるようです。
「つんつくつん・・出来た〜」
棒で突っついて見事に焼き芋が完成した。
「うわ〜ほっかほか〜」
「美味しい〜」
「う〜ん寒い時にはこれだね〜」
南家、八神家は不幸の手紙で焼いた焼き芋を頬張っていた。
だがこの出来事が後に凄まじい事が起こるのだった。
翌日
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
何やら苦い顔をしている力。はやてが心配そうに答える。
「力君どないした?」
「ああはやて・・・なんだろう・・・俺最近幸福な事が起きて」
「え?」
「近所で札束拾ったし・・・交番に届けたら貰えたし・・・この間の小テスト満天だったし・・・宿題忘れても先生が熱出して休んでセーフだったし・・・」
不幸の手紙を貰ってから何故か幸福な事が起こるようになった力。
「それええことやん・・・」
「アホか・・・逆に不気味なんだよ・・・」
普段不幸と言う名の不幸を体験している男にとって逆に幸福が来ることは不気味以外にないようだった。
「おう南〜今日は良い事あったか〜」
「・・・うるせえ」
クラスメートAが力に幸福を尋ねてくるが力自身は幸福は不気味らしい。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「力君?」
「!!!」
びっくりした顔で振り返る力。それを見たはやては大層驚いた。
「な・・・なんや・・・」
「ああ・・・悪い」
「挙動不審やな」
普段不幸体質の人には幸福は不気味らしい。それを見たはやては・・・
「・・・こうなったら・・・来い」
「え?ちょっと」
何故か校舎裏に連れ出された力。
「は・はやてちゃん・・・な・なにやんの?そんな物騒なもの持って」
巨大鎖鉄球『金平糖』を構えるはやて。
「決まってるやろ〜これで力君の幸福をぶっ飛ばんすんや・・・」
何処にそんな腕力があるのか金平糖をブンブン振り回すはやて。
「え!ちょっと待っ
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