第1部 SAO
18話 少女
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私達がこの22層のログハウスに引越してきてもう2週間がたつ
私は7時50分に起床アラームを設定している
なぜこんなへんな時間なのだろうと思うかもしれないがいつも楽しみにしている事をするためである
それは―――――キリト君の寝顔を見るためである
彼は8時頃起きるので10分も見る事ができる
「年下なんだよね......いつもはそんな風に思えないけど、寝顔を見ると納得するのよね.....」
前に年下.....1歳下だと分かったときは驚いた
起きているときはそんな事思えないしね
「残り、5分.....もっと見たい.....今度睡眠毒でも入れとこうかしら」
なんとも皆が聞いたら引きそうなセリフが出てしまった.....
反省、反省っと
「う〜ん.....おはようアスナ......なんか言った?」
キリト君が起きてしまった......残念
今、7時58分じゃない......あと2分見れたのに.....
てそんな場合じゃない!今の聞かれた?と一瞬思うがキリト君の言葉を聴いて安心する
「なんでもない!おはよう!」
「今日はどこ行く?」
「そうだね.....なんかいい場所ないかな......」
「そういえば......面白いところがある」
◆
朝ごはんを食べ私達は森の中を歩いていた
「どこ行くの?」
「実はな.....出るんだ」
「何が?」
「幽霊」
私はその言葉でドキリとするがどうせモンスターだと思い直し確認する
「それって、アストラル系のモンスター?」
そうであってほしいとなぜか願ったがキリト君には伝わらず
「いいや.....本物の幽霊」
「ひっ......」
「話によるとな、木材を取りに来たプレイヤーが居たんだ....夜遅くにな。
その人が見たんだと、白い影を。木の間を歩いていたんだ.....ふと見ると透けてる」
その言葉を聴きながら、嫌な感じがした
ふと遠くを見るとキリト君が話してくれている事と同じ事が今目の前で起きていた
「キリト君!」
「何?アスナ」
「あれ!」
「うそだろ?」
私達は絶句......
私は索敵を発動させ、その正体を見た
「少女?」
その少女は倒れこむ
「あれは....幽霊なんかじゃない!」
「え!?キリト君!」
キリト君は走ってしまったため私も思わず走り出す
私が追いついたときには少女を抱えていた
「その子.....」
「プレイヤーかな.....それにしてはおかしいよな......」
「何が?」
「カーソルが出ない.....」
「え?」
私はその少女に視線を向ける
確かにカーソルは出なかっ
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