第二話
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そんな会話が行われていたそうな……。
SIDE OUT
「イッセー様、もうちょっと力を抑えてください、本当に死なすおつもりですか?」
「い、いやだな……グレイフィアさんを信じてあんな事をしたんじゃないですか……」
正直に言おう……ものすごく怖い。
今、グレイフィアさんに詰め寄られて説教を受けているのだが……笑顔。そう、笑顔なのである。
ものすごく怖い。ここまで怖い笑顔っていうのもあんまりないもん!
「やあ、イッセー君」
「あ、サーゼクスさん。お久しぶりです」
「つれないねぇ、もうちょっと遊びに来てもいいのに」
「俺みたいな人間にそんな事してみてください……他の魔王様方が我先にと俺の所に来るでしょうが!特にセラフォルーさん!」
「仕方ないんじゃないかな?それよりも今回は済まなかったね、脅迫気味た事になってしまって……」
サーゼクスさんは頭を下げた。
「いいですよ、俺を心配してくれたって思っときますから……」
俺は気にしてない事を伝える。
「そうかい?だった君とリーアの婚約を!」
「前言撤回。そんな事言うからあなたを好きになれないのかもしれませんね」
「ガ〜ン!!ぐ、グレイフィア……イッセー君が……」
「すいません、サーゼクス様。私もイッセー様に同意します」
「…………っ!!!」
声にならない悲鳴をあげてorzの形に崩れ落ちるサーゼクスさん。
この人は全く変わってないな……まあ、そこがいいんだろうけど。
「じゃあ、俺を早く家に送ってください。ただでさえ、神器使って眠いんですから……ふわぁ……」
俺は言いながら欠伸をしてしまう。
「ふふっ。わかりました、それではサーゼクス様、後は頼みますね」
「ああ、グレイフィアもお疲れ様」
そう言って俺の近くにやってきたグレイフィアさんは魔方陣を使って俺を送ってくれる。
目を開けると……俺の前には俺の家があった。
「ありがとうございます、それじゃあ」
「はい……そうだ、イッセー様」
「はい?」
「私はサーゼクス様の女王ですが……私はあなたをお慕いしている事を忘れないでくださいね?」
「ううっ……わかってます……」
「ふふっそれでは」
そう言ってグレイフィアさんは帰っていく。
はぁ……そう、なぜかは知らないがグレイフィアさんはサーゼクスさんより俺の事を好いてくれているのだ。なぜかは……おそらくだが世界終末の日の際に助けだしたからかな?
「はぁ……とりあえず寝よう」
俺はドアに鍵を差し込み開けて、家の中に入る。
「ただいま……」
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