第二話
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…やっぱり眷属にしたいわね」
眷属にしたいって言ってるけど……正直無理だろうな、だって前測ってみたけど……今現在俺を眷属に出来る悪魔っていないって事で無理になったからな。
「全員、耳に通信機をつけなさい」
「……通信機?」
リアス先輩の言葉に俺は少し首を傾げる・・・っていうか通信機ってもしかして、この光の球のことか?
俺はリアス先輩の周りで浮遊するいくつかの球体を見ながらそう思った。
「通信機と言っても、魔力を介した物よ。この光を耳に入れれば、仲間間で会話が出来るわ」
そうリアス先輩が説明してくれると、俺はリアス先輩に言われるがまま、光を耳に入れる。
「……準備は完了だわ」
リアス先輩は席を立ち上がる。
それと同時に校内にグレイフィアさんの声が響いた。
『それでは0時になりました。開始の時間となります。制限時間は人間界の夜明けまで。ゲームスタートです』
……そして校内に鐘の音が鳴り響く。
それはゲームの開始時間と暗に告げているようだった。
そして俺は今、ある場所を見下ろしている。
その場所というのが……体育館だ。
ここがチェスでいうセンターに位置するらしい。
そして先ほど神名と塔城小猫が体育館に入っていった。
俺に近くには朱乃先輩もいる。
「ここは私一人でも事足りますのよ?」
「いいですよ、俺も任された事ですし。それよりも相手の女王が接近してきてますから、そっちの対処お願いしますね」
俺は手に持ったハンマーを振り上げる。それと同時に神名と塔城が体育館から出てきた。
「さてと……じゃあ、いきますか……構築・展開・発動……マテリアルアクト……」
そして一気にハンマーを振り下ろす。
「重全重美!!」
俺がそう叫んだ瞬間……体育館一角だけが消滅した。
「「「……は?」」」
これを見ていた神名達の呆けた声も聞こえてくるよ。
「グレイフィアさ〜ん、どうでした〜?」
『……イッセー様、いきなり初めからそんな力、使わないでください……もう少し回収が遅れていたら圧し潰されていましたよ』
「いやぁ、だってあれくらいの力じゃないと体育館を破壊するなんて出来ませんから」
というわけで、俺の任務は完了だ。
『はぁ……ライザ―様の『兵士』3名、『戦車』1名、リタイア』
同時に今まであそこにいた4人がリタイアしたことを知らせる、グレイフィアさんのアナウンスが入った。
「さてと……俺の仕事は終わったので帰ります」
俺はそれだけ言って本陣である部室に戻った。
「た
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