スーパーロボット大戦OG外伝
0558話
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も、ティスやラリアーの吸収を阻止するという俺の狙いが上手くいけば、俺1人でもデュミナスをどうにか出来るだろうが。ただ、どのみちダークブレインを相手にする以上戦力は多い方がいい。可能ならダークブレインの召喚を阻止したいが……いや、ここで十分に戦力が集まっている今のうちに仕留めてしまうのに越した事はないか。
「待てよ! お前がどう思っているのかは知らねえけど、シュウを信じるのは危険だ! こいつは信用も信頼も出来ねぇっ!」
「フッ、私を信用出来ないというのならいつでも攻撃を仕掛けてきても結構です。……もっとも、マサキ、貴方に私が倒せるかどうかは別問題ですが」
「上等だっ!」
シュウの挑発にのり、ディスカッターを引き抜くサイバスター。だが、このまま味方同士で戦って戦力を消耗するのはデュミナス達に時間を与えて……ん? そう言えばこうして話しているのに何もちょっかいを出してこないな。……いや、向こうの狙いは時間稼ぎだ。こっちが勝手に時間を掛けてくれるのは大歓迎なんだろう。
「待て、マサキ・アンドー。今の俺達の敵はあくまでもデュミナスだ。シュウ・シラカワじゃない」
「うるせぇっ! こいつを放って置いたら碌な事にならねえに決まってるんだ!」
俺の言葉を無視し、今にもグランゾンへと斬りかかりそうなその様子に溜息を吐き、ニーズヘッグの腹部に内蔵されている拡散ビーム砲を放つ。
そこから放たれた幾筋ものビームは、サイバスターとグランゾンの間を斬り裂くようにして着弾していく。
「っ!? 何をしやがる!」
マサキの怒声。だが、それに答えたのは俺ではなくレーツェルだった。
「落ち着け。アクセル・アルマーの言う通り、ここでシラカワ博士と戦うのは得策ではない。三つ巴になって最も得をするのは、時間稼ぎを狙っているデュミナス達だ。結界の影響が薄れたとはいっても、未だに絶界宝は機能している現状でデュミナス達を見逃す訳にはいかん」
さすがに俺ではなく仲間の言葉は効いたのだろう。今にも斬りかかりそうだったサイバースターの動きが止まる。
「くっ、大連の時と同じって事かよ」
大連。それは確かバルトールシステムのコアがあると思ってシュウと共闘した場所だった筈だ。残念ながら俺達シャドウミラーはそこには顔を出していないが。
「貴方にしては賢明な判断ですね、マサキ」
「ぐっ、……ふんっ! レーツェルに免じて今日の所は信用してやらぁ。けどな、そこまで言ったんだ。ここで裏切ったら……今度こそ絶対に許さねえぞ」
「安心して下さい。私が言った事に偽りはありません。ソーディアンとデュミナスは、私にとっても厄介な存在ですからね。それに……」
チラリと俺へと視線を向けるシュウ。
「……まぁ、いいでしょう。とにかくここは呉越同
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