スーパーロボット大戦OG外伝
0558話
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インを現す闇脳であった事をミザルの報告によって知ったのだろう。それにより、時流エンジンもコンパチブルカイザーも必要無くなった訳だ。
まずはティスとラリアーの気を引き、混乱させ、デュミナス登場前に捕獲するなり撃破するなりしないとな。
そう考えて、いつものように意味深に言葉を挟む。
「このソーディアンを利用する、か」
「っ!?」
「何故それを……」
「念動力による勘みたいなものだったんだが、どうやら当たりだったみたいだな」
「くっ!」
「……なるほど」
俺の言葉に、コウタと合体しているロアが頷くのが聞こえて来る。
「アルカイドやミザルが死んだ今、ソーディアンの次元転移装置を修復して使おうとしているのか」
「うっ、うるさいうるさいうるさーいっ! あんた達なんかここで死ねばいいんだ!」
「そうなると、奴等の狙いはその為の時間稼ぎか」
「そうでしょうね。リュウ、ライ、マイ、ここで時間を掛ける訳にはいかないわ。SRXで一気に行くわよ」
キョウスケの言葉にアヤが頷き、R-1、R-2、R-3が合体してSRXへと姿を変え、同時にその隣へとR-GUNが降り立つ。アヤの通信を聞く限りでは、恐らくマイがR-GUNに乗っているのだろう。となるとヴィレッタは何に乗ってるんだ? ビルトビルガー、ビルトラプター、ビルトシュバインのビルト系か? あるいは量産型じゃないゲシュペンストMK-Uか……まぁ、今はそんな事を考えている暇は無いな。
「へへんだ。こっちも今回は本気でいかせて貰うからね!」
ティスのその声と共に、量産型ウェンディゴ5機と宇宙ひらめことフラットフィッシュが3機。そしてそのフラットフィッシュから生み出される、空飛ぶ芋虫のようなタッドポールが15機程姿を現す。
「うげっ、アレっていつぞやの宇宙ひらめじゃんか!」
この歴史でも、原作通りに宇宙でフラットフィッシュと戦っていたのだろうタスクが心底嫌そうな顔をして叫ぶ。
「それだけじゃない。あっちはウェンディゴだ。……どうやら奴等、今回は本気で俺達を潰す気らしいな」
ウェンディゴと縁の深いカイが苦々しく呟く。
そしてその声に嬉々とした声を滲ませつつティスが口を開く。
「さぁ、ここがあんた達の墓場だよ! 覚悟を……」
「覚悟を決めるのは貴方達ですよ」
ティスの台詞に被せるように声が響き、次の瞬間北東方面にその機体は姿を現した。
「グランゾンだと!? シュウの野郎か!」
マサキの叫びが周囲へと響く。
そう、姿を現したのはグランゾン。それに関しては問題無い……とは言い切れないが、最大の要因はシュウはシュウでも、ヴォルクルスに操られているシュウかどうかって事だ。トーチカ1でのやり取りでシュウの自負心がヴォルクルスに
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