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幻獣キリンと雪山の捕食者
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ありゃ?そういやアスナちゃんは?」
レ「さっき買い物に行ったわよ」
カ「じゃ、俺達は何かクエストでも選んどこーぜ」

クエストカウンターに行くと、下位と上位の受付嬢しかいない。あのG級のお姉さんいないのかよ………おっぱいでかいのに……少しがっかりだな

ア「おっぱいがでけーねーちゃんがいないからって落ち込むなヨ、カリ坊!」
カ「ア、アルゴ!?なんでお前ここにって……その前になんで俺の心読んでんだよ!?」
ア「さぁナー。それが知りたいなら一万コル必要だナ」
カ「意外に高いな……」

そこまで料金取るのかと少し疑問に思った

カ「で、お前はここに何しに来たんだよ?」
ア「オレっちは今、雪山を調べてるんだよ。最近、異変が起こってるって聞いてナ」
カ「へぇ……何が起こってんだよ?」
ア「実はナ……最近、フラヒヤ山脈の道中にドドブランゴが現れるようになったんだヨ」
カ「……え?マジでかよ」

ドドブランゴは普通、雪山の奥に生息しているはずだが……

ア「そしてドドブランゴ達の様子もおかしかっタ。何かに逃げてるような感じだったナ」
カ「何かに逃げている……?」

そこで俺は思い出した。ポッケ村に向かう道中に現れたキリン。あれが原因なのではと

カ「アルゴ。多分それ、キリンが原因じゃないのか?」
ア「オレっちも最初そう思ったガ……相手が幻獣だからナ。そいつじゃないだロ」
カ「他にどのモンスターがいんだよ。ドドブランゴを逃げさせるモンスターなんて古龍以外考えられねーぞ」
ア「それで今日も調査に行ったらある足跡が見つかったんだヨ。ドドブランゴとは明らかに違う足跡がナ」
カ「その足跡からモンスターが分かったのかよ?」
ア「まぁ、ほぼ確定と言っていいだろうナそのモンスターの名は──」






















吹き荒れる吹雪。そんな極寒の中でドドブランゴは逃げていた。ある脅威から───


────ゴアァァァァァァァ!


その脅威はドドブランゴに襲いかかる。そいつは仕留めたドドブランゴの死体を食い漁り、食事を済ます
そしてそいつは知っていた。小さな明かりが灯る大地は格好の餌場である事を


─────グルルル……


しかしそこには体に見合わぬ巨大な爪を持つ奴らがいる。試そうか、奴らを屠ることができれば


──────あそこは俺のモノだ


そいつは静かにフラヒヤ山脈に現れるが、またあいつが現れる。そいつは雷を落とす馬。いつも邪魔をするやつだった


─────ガルルル……


そいつは静かに威嚇した後、空を飛び、自分のテリトリーである雪山に戻っていった


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