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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
決戦 中
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の放った雷撃がぶつかり合っている。

 別の場所でも白天王とヴォルテールが互いの砲撃をぶつけ合っている。

「ルーちゃん……!」

 自らの召喚獣たちがぶつかり合う中、二人も負けじと魔力を送り続ける。しかし、その時ルーテシアのデバイスに亀裂が生じた。

 その好機を見逃さず、キャロはもてる魔力を限界まで引き出し最後の一押しを仕掛けた。それにより、ヴォルテールは白天王に競り勝ち。フリードも地雷王に打ち勝った。

 だが、競り負けたルーテシアは仰向けに倒れ、気を失ってしまった。

「ルーちゃん!!」

 キャロが駆け寄り、ルーテシアを抱きあげるものの、まだコンシデレーションコンソールの影響が出ているのか、ルーテシアは苦しみだしてしまった。

 さらに、主であるルーテシアが気を失ってしまったためか、召喚獣たちが混乱をし始めてしまったのだ。

「このままここにいたら危ない……フリード!!」

 キャロが呼ぶと、フリードは咆哮をしキャロとルーテシアを背に乗せた。途中、エリオも乗せ三人は召喚獣たちから距離を置いた。

「キャロ、ルーの召喚獣達は……」

「うん。ルーちゃんの精神状態が不安定になってるのもそうだけど、主からの信号が送られなくなって凄く混乱してる」

「じゃあ何とか止めないと!」

「白天王の方はヴォルテールがとどめてくれるから、エリオ君は地雷王の攻撃を止めて。私とフリードもサポートをするから!!」

「了解!!」

 エリオは立ち上がると、ストラーダを構えた。フリードとヴォルテールもまた自身のやるべきことに了解したのか大きく吼えた。






 その二人の様子をスカリエッティのアジトで拘束させられた状態で見つめていた。すると、二人の戦う様を見ていたスカリエッティが大きく笑った。

「いやはや、随分と君が育てる子供達は強いじゃないか。まさかルーテシアを負かすとはねぇ……ククク」

 その隙を狙い、フェイトが自らを囲っていた赤いケージを断ち切った。しかし、フェイトは肩で息をしておりかなり苦しげだ。

「ほう……それが君の奥の手というわけかい? 確かに凄まじいものだが……かなり消耗するようだねぇ。AMFが濃いここで使うには向いていないと思うが」

「黙れっ!!」

 スカリエッティの声を聞くまいと、フェイトは怒りを露にしながら怒鳴るが、彼はそれを気にした風もなくデバイスをはめ込んだ右手を動かした。

 それによりまたしても床から赤い線が飛び出し、あっという間にフェイトを拘束してしまった。普段のフェイトであればこの程度の拘束ならば、受けることはなくすぐさま抜け出せたはずだろうが、AMFが濃いこの状況下ではそこまでの反応が出来ないのだろう。

「くっ!?」

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