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普通の世界の普通の中学の普通の生活 ~3F~
第1
第一
普通の世界の普通の中学の普通の生活 ~3F~ 1.ゲームを始めます

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 僕の名前は、慶喜(けいき) トウヤ。どこにでもいる中学二年生。趣味は、アニメ、ネット、ゲームという、超ニート生活を送っていた。そしてアニメやゲームに影響されやすいため、クラスの中では、「不思議くん」や「超天然」などと呼ばれていた。
 ふと、空を見上げると、突然女の子がふってきた。そして、その女の子と一緒に暮し、将来共に暮らすことを誓った。という夢を見た。その夢はずっと続けばとてもいい夢だったが、夢から覚めてしまうと現実の辛さを思い知らされる悪夢だ。
「やっべぇ。遅刻だ!」
 気づいたら登校十分前だった。
「あー、ぎりぎりセーフ・・・。」
「おい!1分32秒遅刻だぞ!」
クラス委員の桐橋(きりはし)だ。
「細かいなー。委員長。」
と、脱力系女教師。
「先生も先生らしくしてください。まったく。」
「あーわかったわかった。ホームルームはじめっぞー。」

・・・

キーンコーンカーンコーン
 一時間目開始のチャイムが鳴った
「はぁ。暇だ・・」
 窓の外を眺めながらいろいろなことを考えていた。宇宙には本当に宇宙人が居るのか、
銀河の果てには何があるのか、秘境はあるのか、幽霊は存在するのか、いろいろ考えていると・・・
「えっと。じゃあこの数式を・・・慶喜、ここの問題答えてみろ。」
「はいっ!」
 数学の教員の綾瀬だ。この先生は凄い。なにか授業と関係のないことを考えている生徒
の心を見抜く天才だ。そう、あれは入学4日目だった。俺が撮りためていたアニメのことを考えていた時だ。
急にこちらの考え事を悟ったかのように、数式の答えを問い責められた。そう、あれは、言うなればあれはいうなれば、
”邪眼”
だ。
邪眼...か、ゲームみたいだな。こっちの世界も面白くないしゲームの世界にでも行けたらいいのになー。
そうだ!無いなら、
「自分が主人公になればいい!俺RPGの主人公になる!」


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